柳井市議会 > 2015-12-08 >
12月08日-02号

  • "山口県"(/)
ツイート シェア
  1. 柳井市議会 2015-12-08
    12月08日-02号


    取得元: 柳井市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    平成 27年 第4回定例会(12月)─────────────────────────────────────────────平成27年 第 4 回 柳 井 市 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)                                  平成27年12月8日(火曜日)─────────────────────────────────────────────議事日程                              平成27年12月8日 午前10時00分開議    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 会議録署名議員の指名    日程第2 一般質問         三島好雄議員          1 柳井商工会議所の「平成28年度行政への提言・要望」に対する対応につ            いて           (1)柳井商工会議所から「平成28年度行政への提言・要望」が市長に提出された。重点要望5項目、新規要望5項目、継続要望10項目の合計20項目あるが、市長はこれらの「提言・要望」について、どのように受け止め、対応していくのか伺いたい。              特に、重点要望の「旧柳井商業高校の跡地の有効活用」や「柳井・玖珂間の地域高規格化」。また、「柳井駅と徳山駅の利便性向上」などについてうかがいたい。         君国泰照議員          1 ふるさと柳井創生と市民総活躍について           (1)ふるさと柳井創生は、国の地方創生「まち・ひと・しごと」総合戦略と並行して柳井市の将来へ向けての崇高なる理念やビジョン、コンセプトが重要である。             まず柳井に住む市民の誇り、市民一人ひとりの人間力、自助、共助、共生の人間としての教育や指導をしてまちづくり・人づくりが必要。             市民総活躍は日本の夜明けを月性、松陰先生の説かれた志、官民 一体となった草莽崛起で、この国難、市難を切り開くべきで市民の立ち上がり、盛り上がりが必要であるが、市長の見解と諸施策があればお尋ねする。          2 志と夢と感動ある地域おこしについて           (1)日本全国津々浦々、大東京、大都市の縮小版で金太郎アメのまちづくりと都市願望で流出してまちも、人も、ふるさとの山河も疲弊してきた。             そこでふるさと創生は、そのまちに志や夢や感動が求められ、人の回             帰と市民の暮らしてよかった、住みたいと連動する。21世紀は3カン時代「環境、観光、そして感動」が叫ばれる。観光、環境、(風景)、景観、感動、感激(音、食、心)で地域おこしや、人おこし施策や事業化を推進するお考えはないかをお尋ねする。         中川隆志議員          1 事業評価制度について           (1)導入する意思はありますか。           (2)第2次柳井市集中改革プランの進捗状況について           (3)平成26年度教育委員会事務の点検及び評価について           (4)平成26年度指定管理業務の評価について          2 航空機による騒音等について           (1)新しいフォームにしてからの苦情の受付状況は           (2)苦情等の受付状況の公表について           (3)騒音測定器の設置について           (4)騒音による健康被害調査について           (5)山口県基地関係市町連絡協議会の構成自治体にとどまることの意義及び構成自治体としての要望活動に対する成果は何ですか。         光野惠美子議員          1 いじめ問題について           (1)今年7月に岩手県矢巾町で中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺をした問題を受け、文部科学省が全国の小中高校のいじめの認知件数の再調査を求めた結果、2014年度に認知したいじめの件数が約3万件も増加しました。再調査をしなければ見過ごされていた軽微ないじめの問題点が指摘されています。柳井市の状況と対応とあわせて不登校の現状と対応をお尋ねします。          2 伊方原発再稼働問題について           (1)安倍政権のエネルギー政策により、九州電力川内原発再稼働に続き、四国電力伊方原発再稼働の動きが進められています。柳井市への影響を心配される声が高まっています。柳井市民の暮らしと安全と命を守る最高責任者である市長の見解と、現状の把握と分析についてお尋ねいたします。──────────────────────────────出席議員(17名)1番 平井 保彦          2番 篠脇 丈毅3番 久冨  海          4番 光野惠美子5番 君国 泰照          6番 杉村 英子7番 坂ノ井 徳          8番 田中 晴美9番 賀原 基和          10番 藤沢 宏司11番 川﨑 孝昭          12番 中川 隆志13番 岩田 優美          14番 三島 好雄15番 中次 俊郎          16番 石丸 東海17番 鬼武 利之                  ──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長   稲田 富生          次長 山本 文夫次長補佐 宮本 忠明                  ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長            井原健太郎      副市長           鍵山 有志教育長           桑原  眞      会計管理者         吉本 敏実総合政策部長        藤中 理史      建設部長          荒田 親彦経済部長          菅岡 利夫      市民福祉部長        中原  浩市民福祉部次長       宗里 光晴      水道部長          河内 俊二教育部長          木元 健二      総務課長          日浦 隆雄財政課長          国村 雅昭      欠席 総務部長       豊川 哲朗──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎事務局長(稲田富生) ご起立願います。ご礼。ご着席願います。 ○議長(中次俊郎)  これより本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(中次俊郎)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、賀原議員、藤沢議員の両名を指名いたします。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(中次俊郎)  日程第2、昨日に続いて一般質問を行います。最初の質問者、三島議員。〔三島好雄登壇〕 ◆議員(三島好雄) 皆さん、おはようございます。公明党の三島好雄でございます。 今回の質問につきましては、柳井商工会議所の「平成28年度行政への提言・要望」に対する対応についてという1本に絞らせていただきました。したがいまして、最初の質問は簡潔にいたしますけれども、市長のご答弁を伺いまして、再質問の中で前向きな議論をしてまいりたいと考えております。 内容につきましては、先ほども申しましたが、柳井商工会議所から「平成28年度行政への提言・要望」が市長に提出をされました。重点要望5項目、新規要望5項目、継続要望10項目の合計20項目ありますけれども、井原市長はこれらの提言・要望について、どのように受けとめ、対応していくのか伺いたいと思います。 特に、重点要望の旧柳井商業高校の跡地の有効活用や柳井・玖珂間の地域高規格道路化、また、JR柳井駅とJR徳山駅の利便性の向上などについて伺いたいと思います。 ご答弁によりまして再質問をさせていただきます。〔三島好雄降壇〕 ○議長(中次俊郎)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、三島議員のご質問に対して、お答えをさせていただきます。 柳井商工会議所の「平成28年度行政への提言・要望」に対する対応についてというお尋ねでございます。 この行政への提言・要望につきましては、昭和63年より柳井商工会議所から毎年ご提出をいただいておりまして、本年度につきましても、10月1日に要望書をお受けいたしております。これは、改めて申し上げるまでもございませんけれども、柳井商工会議所は、本市の商工業の総合的な発展はもとより、観光の振興など、様々な分野において、地域活性化のための事業に取り組のでいただいております。 したがいまして、要望の内容は、市政全般にわたりまして、今年度につきましては、三島議員ご指摘のとおり、20項目のご要望をいただいておりまして、そのいずれもが重要であるというふうに認識をいたしております。 平成24年度までは、要望書の提出が11月というふうになっておりましたので、翌年度の予算に反映させるということが困難でございましたけれども、平成25年度からは、現在のように9月下旬から10月上旬にご提出をいただき、その対応につきましては、翌年度の当初予算の編成作業において、検討をさせていただいておるということでございます。 その上で、懇談会を翌年の5月に開催いたしておりまして、今年度の懇談会では、初めてパワーポイントも使用をいたしまして、各要望に対する施策について、私のほうからご説明をさせていただいたということでございます。 地域経済の牽引役である柳井商工会議所からのご提言、ご要望につきましては、今後も引き続き真摯に対応させていただくとともに、さらなる連携を密にさせていただきたいというふうに考えております。 次に、要望書の中身について、まず、重点要望の旧柳井商業高校の跡地の有効活用につきましては、柳井商工会議所からは、数年前より、本件につきまして、特に文化福祉会館裏の卓球道場からプールの跡地にかけてのエリアに、駐車場の整備をとのご提言、強いご要望をいただいております。 そうした中、この跡地の土地所有者でございます山口県へは、平成26年度及び平成27年度の県予算に対する要望の柳井市の最優先、これは1番の要望事項として要望いたしております。本年の同知事要望におきましても、全15件の要望事項の中で、本件につきましては最優先、1番の要望事項として、山口県知事に対し、提出をさせていただいたところでございます。 また、今回の柳井商工会議所の提言・要望の別添資料といたしまして、旧柳井商業高校跡地活用についての提言書をいただいております。これは、整備活用のテーマを、超高齢社会の知識と知恵という意味でありますが、この「超高齢社会の知と健康づくりの拠点整備」とする整備手順や施設内容等についての、7ページからなる具体的なご提案でございます。 本ご提案は、柳井商工会議所地域活性化戦略協議会まちづくり委員会が、旧柳井商業高校跡地の有効活用に特化して研究、検討をされ、先進地視察や専門家との意見交換会なども踏まえ、1年をかけてまとめられたというふうにお聞きをしております。 その内容につきましては、大いに参考にさせていただきたいというふうに考えておりますし、今後とも柳井商工会議所と情報交換を行いながら、早期の事業着手を目指し、本市の、これは長年の課題でございます旧柳井商業高校跡地の有効活用に取り組のでまいりたいというふうに思っております。 次に、柳井玖珂間のアクセスの改善の要望につきまして、お答えをさせていただきます。 県道柳井玖珂線は、本地域と山陽自動車道玖珂インターチェンジ等を結ぶアクセス道路として重要な路線であるというふうに認識をしております。このため、柳井市、岩国市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町の2市4町で組織をしております山口県東部高速交通体系整備促進協議会におきまして、経済活動や観光振興における広域交流を図るために必要な柳井玖珂間について整備実現のため、地域高規格道路として早期に指定することを山口県へ要望しておるところでございます。 今後とも、引き続き山口県に対し、柳井玖珂間の交通安全対策を初め、アクセスの改善に向けまして、要望活動を継続してまいりたいと考えております。 また、この協議会では、ほかにも今回の柳井商工会議所からの重点要望の「国道188号柳井・平生バイパスの早期整備」、「岩国柳井間地域高規格道路の早期指定」、継続要望の「主要県道柳井上関線の早期完成」につきましても、国、県に対し、要望をしておるところでございます。 これは、議員ご承知のとおり、本年8月20日には、一般国道188号柳井・平生バイパスの事業化を重点に、岩国柳井間地域高規格道路の整備及び別府・八海間の歩道整備について、国土交通省本省と、地元選出国会議員の先生方への要望活動を行いまして、当時の太田国土交通大臣ご本人とも面会をさせていただいておるということでございます。 今後も、各事業の実現に向けまして、継続的に要望活動を行ってまいりたいというふうに考えております。 最後に、JR柳井駅とJR徳山駅の利便性向上につきましては、継続要望の1つとして、JR広島駅までの直通便の増便、JR岩国駅での待ち時間の短縮や、同一ホームで乗り換えができる列車体系の実現などとともに、今回、新たにご提言をいただいております。 具体的には、JR徳山駅で新幹線を乗降する際の利便性の向上ということになろうかと思います。 現在、東京・博多間を最短で結ぶ新幹線のぞみの徳山駅停車本数が、平成26年春のダイヤ改正によりまして、上下線合わせて10本から15本に増えております。また、本年3月のダイヤ改正時点では、運転日指定を含め、23本が停車をしております。さらに、柳井駅からは、岩国を経由して広島駅で乗りかえるよりも、徳山駅を利用したほうが移動時間が短く、JRとしても徳山駅からの新幹線の利用を、より一層促進したいとのご意向もあるものと考えております。 市といたしましては、JR、山口県、そして岩国市から防府市までの山陽本線沿線各市で構成をいたしております「鉄道利用促進懇話会」に加え、昨年度設置をされました、JRと岩国市から防府市までの各市で構成される「観光振興協議会」におきましても、広島、徳山の両駅への利便性の高いダイヤ改正や利用促進などについて、意見交換を行っているところでございます。 今後も、こうした協議の場を通して、利用促進と利便性の向上を目指してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。〔市長降壇〕 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 3点につきまして、簡潔にご答弁いただきました。ありがとうございました。 今、手元にあります井原健太郎ローカルマニフェストチャレンジ柳井2013」の「すべては、ひとづくりから」、子ども・教育環境の充実という中で、1丁目1番地、山口県との連携、協力により、旧柳井商業高校跡地での大学等の高等教育機関の誘致を目指す。庁内にプロジェクトチームを結成します。それを核に、小中学校、文化施設、図書館を含めた文教ゾーンの形成を図ります、というふうに明記をされております。今回、答弁の中で市長が触れられましたけれども、要望と別に、旧柳井商業高等学校跡地活用についての提言書について触れられました。ちょっと紹介をさせていただきたいと思いますが、井原市長のチャレンジ柳井と全く、ほとんどというか、同じというか、市長の公約を実現をするための内容みたいになっています。ちょっと紹介をさせてもらいます。 旧柳井商業高等高校の跡地活用について、跡地の周辺地域の状況や問題点を含めた跡地の立地条件、社会、経済環境の変化や本市の現状を踏まえ、以下のような活用及び整備手順について提言をいたします。今後、柳井市遊休地利活用検討懇話会をはじめ、県や関係機関との協議を進め、早期に具体的な方向性や具体案の検討を進めていきたいということで、先ほど、市長のほうからご紹介がありましたけれども、整備活用のテーマといたしまして、「超高齢社会の知識と知恵と健康づくりの拠点整備」ということになっております。 立地条件も、これは先ほど読みましたチャレンジ柳井と全く同じ内容でございますけれども、旧柳井商業高等学校跡地は、本市の中心市街地の北側に位置し、3万5,646m2と広大な敷地であります。南東500mには、白壁の商家の町並みが残る国の重要伝統的建造物群保存地区、古市金屋地区が位置しています。また、敷地に隣接して、柳井市文化福祉会館、柳井市勤労青少年ホームバタフライアリーナ、アクティブやない、サンビームやない、市立図書館などの文化・福祉施設、スポーツ関連施設が立地をしております。また、柳井中学校、柳井小学校があり、文教ゾーンに位置づけをされております。 この立地条件を生かし、文教ゾーンにふさわしい施設内容を進めていただきたい、という要望でございますけれども、これも市長のマニフェストと全く同じ内容と言っても過言ではございません。 そして、この中で、どのように計画を活用するかという点も書いてございまして、いろいろな問題の解決に向けての計画の実施や、跡地の有効活用を推進するために、行政、市民、企業が協働で取り組のでいくことが不可欠と考えます。また、跡地がこのような拠点としての役割を果たしていくためには、施設整備とともに、運営が重要なことであり、行政、市民、地元企業がそれぞれの役割を果たすとともに、協働で管理、運営に当たることも継続的な利活用には重要なことであると考えます、とあります。 さらには、1番大事な具体的な整備手順にまで触れられております。ちょっとご紹介をいたしますけれども、施設整備にあたっては、全てを同時に整備するのではなく、緊急性を要するものや、社会的な需要や整備への要求の高まり、また、既存施設の活用と新設等を考え、段階的な整備の検討を提言いたします。整備の順は、第1に、緊急性の高いもの、第2に地域として整備の必要性と需要が高いもの、最後に既存施設があるが、新設整備が望ましいものとして、以下の手順を提案するといたしまして、第1期が、駐車場とアクセス道路の整備、第2期が、校舎の解体と施設整備、この時に、後に出てきますけれども、にこにこ健康づくりセンターをつくる。第3期が、施設整備で、高等教育機関の整備、これはもう専門学校が実際柳井市内で活動されておりますけれども、同時に、柳井市保健センター山口県柳井健康福祉センターの移転整備、そして、第4期までは書かれておりますけれども、図書館の整備という第4段階で計画を立てておられます。 そして、いろいろありますけれども、なぜ駐車場が必要かというのは、この場で再び申し上げることもないかもしれませんが、一応、書いてありますので、再確認の意味で読ませていただきます。 イベント等が重なった時に、駐車場が不足し、柳井小学校の運動場を使用する等して対応しているのが現状です。児童生徒や利用者の安全の確保、交通混雑の解消のためにも、既存施設に隣接した部分に駐車場の整備が必要と考えます。また、アクセス道路の整備も不可欠ですと。また、健康管理としてのにこにこ健康づくりセンターについては、本市は、健康づくりのモデル地区として、全国から注目を集めています。今後、本市が健康づくりのモデルとして全ての市民が健康で生き生きとした暮しができるよう、周辺のスポーツ関連施設とも連携して、市民の健康づくりとともに、全国にその成果を発信できるように、健康に関わる調査研究をする施設として、仮称、にこにこ健康づくりセンターの整備を提案をいたします。そのほか、機能の充実や、市民の利便性を考慮し、仮称、にこにこ健康づくりセンターの整備にあわせ、柳井市保健センター山口県柳井健康福祉センターの移転整備が望ましいと考えますとあります。 この資料の最後の辺りに、医療費というところがございまして、これはぜひ紹介をさせていただきたいと思います。 平成24年度で、少し古いのですけれども、平成24年度の1人当たりの医療費です。県別ですけれども、最も少ないのは千葉県で、1人当たり40万1,000円、最も高いのが高知県で62万5,000円で、1.6倍になっています。山口県は、2番目に高くて、61万6,000円となっております。山口県と千葉県の差が21万5,000円、仮に1万人の医療費が千葉県並みに下がったとすれば、それだけで21億5,000万円の減少、医療費が減少するというふうなことも具体的に書かれております。 また、そのほか、高等教育機関、図書館の話もあります。今、申し上げましたように、医療費削減効果、柳井市の、にこにこ健康事業に対して、ほかの自治体からの視察が相当多いようですし、そして、同じような事業をやりたいというので、いろいろなところが手を挙げていらっしゃると思います。 そういう意味では、柳井市は、今、先頭、トップランナーですから、このにこにこ事業については。そのような中で、これをしっかり生かしていけるようなものをつくっていきたいというふうにありました。 最後に、健康づくりの両輪である運動と食への取り組みについても紹介させていただきます。柳井は、地勢的に生活権が完結している住みよい地方都市です。この柳井の歴史や気候風土を生かして、健康づくりに特化した研究教育機関と連携し、それを拠点として上記のような展開を図ることが、この拠点の魅力づけや、柳井に行くという動機づけになると思われます。運動と食に関する施設、特に高等教育機関や研究所を整備することで、県や周辺市町と連携して、健康づくり、ヘルスツーリズムや、高校や大学のスポーツ関連の合宿などの観光振興につなげていくことも可能になると思います。 以前、呉市の方の講演会がありました。呉市は、減塩で、塩を食事から減らして長生きをするという、そういう運動をされているお話とかも聞きましたけれども、それももちろん大事ですが、今、柳井市が取り組のでいるにこにこ健康事業というのは、素晴らしい事業だというふうに思っております。 それでは、具体的な質問内容に入らせていただきます。 ただいまご紹介をしましたように、この旧柳井商業高等学校跡地の活用につきましては、市長のマニフェストとも全く同じく、同調しておりますし、内容も、柳井市が、全国に誇る内容になると思います。 1番最初に質問をしたいと思いますが、今からこの事業を市長は先ほどの答弁の中で、たしか柳井商工会議所との情報交換もさらに密に行いながら、1日も早い事業着手を目指す、という答弁でありましたけれども、事業着手はいつごろを考えていらっしゃるか、お尋ねします。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 柳井商工会議所からのご提案というか、構想を練っていただいたというご尽力に対して、本当に頭が下がる思い、敬意を表したいというふうに思います。先ほど申し上げましたように、大いに参考にさせていただくという中で、具体的に今後のタイムスケジュールというお尋ねであろうかと思います。 最初の構想、そして、今、議員のほうからもご紹介いただきました私のローカル・マニフェストの関係でいうと、将来的にはそういう形で、あの場は引き続いて文教ゾーン、いわゆる文化、教育、特に人づくりという意味では、健康づくりの人材育成ということも含めて考えていきたい。そのことも柳井市のみならず、柳井広域という視点でのそういった拠点づくりをしていきたいと、そういう強い思いを持っております。 ですから、そういった大きな構想を掲げて、これから実現に向けて努力をしていくということになりますが、先ほどちょっとご紹介させていただいた平成28年度の県予算に係る要望においては、来年度、具体的に、例えば、現在使用可能な旧柳井商業の施設については、こちらのほうで活用させていただきたいというようなご提案もさせていただいておりますし、駐車場の整備ということでいいますと、これは議員の皆様を前にして、余り先走ったことは申し上げない、申すべきではないというふうに思いますが、財源の手法、様々ありますけれども、そういった制約が一部ある中で、新年度から、市としてもそのことに取り組めるような、そういった方針を県としても示していただきたいというようなこともお願いをさせていただいております。 そうしたことを1つ1つ前に進めていく、いろいろな課題をクリアしていくことによりまして、近い将来、駐車場の整備、また、これは最初の案では、1段階、2段階というふうに分けてありますけれども、そこはある意味セットで、駐車場も、そして現在、校舎、体育館がある部分の、こちらには先ほど議員からご紹介いただきましたけども、県の施設、市の施設、さらには専修学校、また、大学の関連施設ということで、いろいろな複合的な組み合わせということにもなりますから、そういったところをある意味、セットで構想として実現していく中で、先ほど申し上げたような、28年度については、今そういった具体的な、お願いをさせていただいているという段階でございます。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 財源については、なかなか財政事情の厳しい中、もし使えるものがあるとすれば、合併特例債ぐらいではないかなと推察をするわけですけれども、それもやはり期限があると思います。合併特例債を使うしかないと思いますけども、その辺はいかがでしょう。 ○議長(中次俊郎)  財政課長。 ◎財政課長(国村雅昭) ただいま、合併特例債のことについてご質問がございました。合併特例債、ご存じのように、当初、平成17年の合併から10年度間の使用ということでございましたが、東日本大震災の関係で5年延長されまして、平成31年度までの使用が可能というふうになっております。 この合併特例債につきましては、新市建設計画にあげております事業で、なおかつ旧大畠町と旧柳井市の均衡のある発展、一体的な発展、そういった事業にのみ使える大変有利な起債でございます。 ただいま、市長が申し上げましたような駐車場等につきましては、体育館、それからアクティブやない、文化福祉会館、こういった文教施設もございますので、充当することは可能であるというふうに考えております。こちらの期限は、平成31年度までということになります。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 続きまして、マニフェストにはプロジェクトチームをつくると書いてありますけれども、今回、機構改革もされますが、この事業を、本格的に進めるにあたりまして、どういう組織をつくっていかれるか、お尋ねをしたいと思います。
    ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 現状は、担当の部次長を置いているという状況の中で、当然、この課題に限らず、さまざまな課題については、庁内横断的に取り組んでいくということで、情報の共有を図ってきております。来年4月からは、総合政策部2課体制ということで、この問題については、政策企画課において、先ほど申し上げたように、28年度、具体的な提案も、今、県に対してお願いしているというような状況の中で、そういったものが仮に前に進んでいくということになれば、この政策企画課を中心に、プロジェクトチーム、どういう形になるかというのは、現時点で具体的な案は持っておりませんけれども、1つ言えることは、庁内で横断的にこの問題については取り組んでいくなかで、その中心は政策企画課であるということでございます。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 今、市長のご答弁の中で、この件が進むようであれば、そういう取り組みをするとおっしゃいましたが、ぜひ、今、コンパクトなまちづくりのほうでも、都市計画課でタスクフォースみたいな形で、取り組んだわけですけれども、ずっと今までは、旧柳商跡地については、優秀な職員さん1人で全てやっていました。現在の部次長が担当で、ここまでこぎつけたわけでございます。部長も含めて、来年の3月にはご退職をされまして、そういう関係者もいらっしゃらなくなりますので、やはりここは、ひとつ時期について、今すぐここで答弁をしにくいかもしれませんけれども、やはりいつ頃からこの事業に取り組んでいくのだという見通しぐらいは示していただきたいというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) その辺り、私自身、今、抑制的にお話をさせていただいているのは、あくまでも今、山口県に対してお願いをさせていただいていると、そのことの方向性というか、お答えをいただくことがこのプロジェクトの進捗の大前提でございますので、そういった意味で、いつからということを、私のほうから、今、明言するのは失礼ではないかという思いがあります。 ただ、部次長、非常に優秀な方ですが、決して部次長1人でやってきたという思いはないのだと思います。会議所の皆さん、また、議員の皆さんも含めて、庁内でもいろいろな方の協力をいただいて、行政というのは進むものだというふうに思いますから、そういった意味で、これからもいずれどういう形になるにせよ、現状を引き継ぐような形で、大いに連携、協力をしていくという体制は維持していきたいという思いでございます。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 通常、これだけの事業をやるには、やはり1人ではなかなか厳しかったと思いますが、たまたま人材がいらっしゃったので、ここまでできたと思います。 今、市長のほうからご答弁いただきましたが、県に要望をされたわけですけれども、その結果とかを聞かないと、次になかなか進みにくいというふうなご答弁だったと思いますけれども、それはそれだと思います。 しかしながら、柳井市として、こうしていくのだという、やっぱり方針はあると思いますが、それがあればお聞かせください。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 柳井市としての方針、商工会議所のご提案とも合致しているものがある中で、それを強力に進めていきたいという思いは当然持っておるわけであります。28年度に進捗するということであれば、そこはしっかりと進めていくという用意があるわけであります。 ただ、そこは平素から議員からも、むしろお叱りを受けておりますけれども、やはりいろいろな関係者の方々がいらっしゃって、そこには丁寧にお願いをしていき、また、丁寧にそのことについてご報告をさせていただきながらやってきているという意味では、今、先走ったような形で、私のほうから、来年からこういうふうにプロジェクトを立てて、こういうふうなことをやっていきますといったところについては、現時点では、柳井市はお願いをさせていただいている立場でございますので、そこは慎重に芽を欠くことがないようにさせていただきたい。平素の議員のご指摘を、しっかりと今、かみしめながら答弁をさせていただいておるところでございます。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) この件につきましては、わかりました。そうしますと、今日ははっきりとした答弁はできないけれども、いずれ県のほうからの回答、その他会議所との連携、協議の中で、方向性が決まってくるという理解でいいのかと思いますが、いずれにいたしましても、事業を進めるためには、財源と人材は欠かせませんので、その辺りはしっかりと、恐らくやられると思いますけれども、頑張っていただきたいと思います。これは応援しますから、頑張りましょう。 次に、2番目の地域高規格道路についてであります。 今年8月20日に一般国道188号柳井・平生バイパスの事業化を重点に、地元選出の国会議員への要望活動を行って、太田国土交通大臣にも面会ができて、いい感じで進んでいるとは思いますけれども、その後、継続的にいろいろ要望活動もされていますが、公明党は、この辺り、県議がおりませんので、直接、アプローチしていただいて結構ですが、自民党のほうは素晴らしい県議さんがいらっしゃいますので、県議さんとしっかり連携をされて、お願いをしていただきたいと思います。 山口県のほうも、先日、県議会でのこの同趣旨の質問に対する答弁は、非常に重要な路線であるとは認識はしているけれども、予算的になかなか厳しい。これからも前向きには取り組んでいく、というふうなご答弁があったそうであります。 今日の朝刊に、山口県の県債、借金の残高が1兆2,806億円と出ておりました。これだけの借金があるわけですから、なかなかすぐには出せないとは思いますけれども、県がだめなのであれば、やはり先ほども申しましたように、国のほうへの要望活動を継続をしていただきたいと思います。 もうこれで3回目ぐらいですけど、今回は柔らかく言いますけども、今、首相が下関市出身で、弟さんがこの2区にいらっしゃって、公明党の桝屋がいまして、県議会議員も議長さんが岩国市で、県連の自民党の会長さんが周防大島町にいらっしゃる。予算が本来であれば取りやすいというか、頼みやすいというか、そういうルートが今十分できていると思いますので、市長さんのほうも、全ておわかりだと思いますけども、もう一度、その辺の決意を伺いたいと思います。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) そもそも8月20日に、大臣ご本人に、市長が直接要望させていただくという機会は極めて異例であった、というふうにお聞きをしております。そういった状況をつくっていただいたのも、今、議員がご紹介していただいた方々のご尽力のおかげであるという思いは既に持っておりますし、そうした状況を無にしない、そういった方々のお力をしっかりといただきながら、こういった事業も形にしていく、実現していくと、そういった思いは、今までも、そしてこれからも常に強く持ち続けていたいというふうに思いますし、また、議員も、議員としての立場をお持ちでありますから、そういった立場から、また、様々ご助言、アドバイスいただきながら、進めていきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) この件について、最後に触れたいのは、平岡元代議士さんの唯一、私がすごいなと思ったことが1つあります。それは何かといいますと、選挙の時に、私の友人、自民党のばりばりなのですが、そこに平岡さんが1回目、尋ねてくる。そうすると、看板見てわからないのか、うちは自民党じゃと。2度と来るなと言って追い返す。しばらくしたら、2回目また来たというのです。それで、この間、言うたじゃろうと。うちは自民党じゃから、民主党じゃないから帰れと、追い返した。そして3回目に来た。3回目に来た時は、さすがにその人は、あれだけ言うたのに、まだわからんのか。だけど、せっかく来たんじゃけ、お茶飲んで帰れやと。そのかわり、自民党は、うちは変わらんからという、そういうふうなことをされてました。 私も、当時、まだ議員ではないころに、大道芸でいろいろなところに行きまして、例えば、高森天神の祭りでバナナを売ろうかなと思ったら、物すごい下手くそなカラオケが向こうから聞こえてきて、誰かなと思ったら平岡さんでした。あと、下松の大城の国民宿舎で夕日を見る会というのに行きましたけれども、その時に、まさか平岡さん、来んよねといったら、来ました。 そういうふうな、執念というか、唯一私が、平岡さんを評価するところがあるとすれば、そういう踏まれても踏まれても、拒まれても拒まれても進んでいくという、そういう人間力。それは素晴らしい。ひとりの人間として、市長も私も、ここにいらっしゃる皆さん、政治に携わるものにとっては、通常、いろいろな問題があって、課題があって、また義務があって、その中で、本当、押し潰されそうになることがあるわけでございますけれども、そういう中で、くじけずに前に進んでいくという、そういう姿勢をぜひ自分も心がけたいと思いますけれども、市長にも覚えておいていただければと思います。 今、「あさが来た」というNHKの連続ドラマがありますけれども、「ファーストペンギン」、五代友厚が言うわけですが、何で「ファーストペンギン」がすごいのかというと、例えば、南極でも北極でも、海の中には、上からは、下にどんな生き物がいるかわからない。当然、ペンギンを捕食するものもいるわけで、本当に不安でしょうがない。そういう中で、一番先に飛び込む。どんな困難があるかわからないけれども、一番先に飛び込むのが「ファーストペンギン」だというふうに、そういう場面があって、なるほどだなというふうに思いました。 昔の戦でいえば、一番槍というふうに言っていいのかもしれません。市長は、柳井市を代表される方ですから、ぜひ「ファーストペンギン」になり、私はセカンドペンギンでフォローをしてみたいなと思っていますが、いずれにしても、この要望活動については、くれぐれも自民党の県議の皆様方と連携をしっかりとられて、行っていただきというのはよくわかっていらっしゃるとは思いますけれども、重々これだけはお願いをしておきます。そうでないと、事業は進んでいかないのではないかと思います。 最後にJR徳山駅へのアクセスについて、先ほど詳しいご答弁をいただきまして、こちらから再質問をすることはほとんどございませんけれども、前市長の時は、柳井・広島間のシティ電車というキャンペーンがありまして、1時間ちょっとで行けるようにというふうなことがありましたが、最近では、広島・岩国間で駅が何ヶ所もできて、ダイヤ編成がえとか。私が乗るとしたら、大畠が多いですが、大畠から広島に買い物に行きたいなと思っても、必ず岩国で乗り換えなければならない。そうすると、大畠からだけでも1時間半ぐらいかかってしまいます。これではもう、JRも柳井方面からの上り線はほとんど放棄しているにも等しいのではないかと思われます。 岩国錦帯橋空港ができたおかげで、新幹線はここ2年ぐらいは、1回だけ箱根に行った時に利用しましたけども、それ以外は、全部、岩国錦帯橋空港を利用して、あそこは自家用車で行って、駐車場も無料でございますし、大変便利になりました。 そういう中で、今回、委員会の視察も東京方面に行く場合は、まず、徳山駅で「さくら」に乗り換えて、広島で「のぞみ」で行ったりとか、もしくは、下りの場合は、午前8時過ぎに柳井を出れば、鹿児島へ11時半ごろ着けるという、そういうふうな大変便利な状況になっておりまして、逆に広島がちょっと遠くなったなというふうに思われます。 この件につきましては、先ほど懇話会とか、観光協議会において、いろいろな取り組みをされるというふうにおっしゃいましたので、どうかよろしくお願いをしたいと思います。 会議所の重点項目については、先ほど申しましたけれども、全部で20項目ございますけれども、主な点については、大体、答えていただきました。 あと言い忘れたことがあるとすれば、柳井・玖珂間の地域高規格道路について、これも昔から言われていますけれども、まず、伊陸の大ノ口からのトンネルをまず掘ったらどうかと。ほかのところ、なぜ、じゃ高規格道路が要るのかというと、例えば、大型トラックが今の現状の道路では、昼間は入ってこれないのです。夜中もヘッドライトがついているから、向こうから車が来ているのかなというくらいはわかりますけれども、やっぱりそこは、そこを解消すれば、ほとんど、ちょっと一部、急激なカーブとかありますけれども、これは過去、市議会でも先輩議員がトンネル掘ったらどうかというふうなことを何回も要望されておりますけれども、まず、この柳井・玖珂線の地域高規格化の第1番目として手がける点として、ほかのところはもうほとんど部分改良でやる、もしくはそれ以上やろうとしたら大変な事業になりますので、拡幅するとか、トンネル掘ったらどうかと思いますけど、ご見解を伺いたいと思います。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) かつて、柳井・玖珂間の高規格の構想があった時には、たしか、氷室岳にトンネルをというお話でありましたけれども、今は特に、大ノ口と馬皿間ということになります。この間のいろいろな整備手法、現道も活用しながらとか、いろいろなことがこの間、市議会においても、私のほうからも発信してきておりますけれども、今の私の立場から申し上げると、県に対して、この間の交通安全対策も含め、アクセスの改善をお願いしたいということをお願いしておりますので、どういった整備手法、また、ルート等も含めて、考えられるのかといったところは、今、現時点では、県のほうにお願いをさせていただいているという状況でございます。 ですから、そういった過去とは違った形でのトンネル整備というようなことについても、そういったお声があるということは重々、提言も含めて、承知をしておりますので、そういった情報を県に対してもお伝えをしながら、要望活動を続けていくということになろうかと思います。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) ありがとうございました。今、県に要望活動をされるとおっしゃいましたが、県もとても財政難ですから、なかなか県に要望しても、県も、やりたい、重要であるということは十分認識をしていただいておりますけれども、なかなかそれはつくれないというところが多分本音ではないかと思われますので、ずっと県に要望しても、いつまでたってもできないと思います。したがいまして、この際は、やはり国のほうに、もう国でできなければできないのですが、国のほうへの要望活動はいかかでしょうか。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 今、議員のご指摘というのは、あの路線を含めて、国道化するというようなご提言で、ちょっと私もそういったアイデアは初めてお伺いしました。また、そういったことはどうなのかということも含めて、また今後の課題とさせていただければと思います。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) 国道化というよりか、工事費といいますか、道路の整備というよりも、トンネルを掘る時の工事費を、何か名案がないのでしょうか。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) そもそも、今、県に対して、県の事業として高規格化ということでありますけども、これは当然、一定の割合は国からの補助というか、そういったお金も入りますから、ただ、県の負担もあるわけでありまして、そこら辺りで、ちょっと議員がおっしゃる、国に対して直接というところが、まだ、私自身は消化できないので、また教えていただければと思います。 ○議長(中次俊郎)  三島議員。 ◆議員(三島好雄) わかりました。これまでの山口県内の道路整備を見ていると、先日、萩に行ってびっくりしました。何年か前に、大道芸の営業で行ったのですけども、道が全然変わってました。対向2車線しかなかったのが、全部で4車線ぐらいになっていて、道がわからないぐらいきれいになっていました。 山陰道が、今すごく力が入っています。テレビで見たら、大きなホールに300人ぐらいの人たち、恐らく関係自治体の人が集まって、「山陰道を造るぞ、山陰道、山陰道」ってやっています。それぐらいの意識でやっていらっしゃるので、向こうが進むのかなと。それとも、知事の好き嫌いがあるのかわかりませんけれども。 以前、きらら博があったところの道路も、今、ほとんど高速道路というか、この前、あそこでイベントがあった時も、本当にスムーズに行くことができましたけれども、結局、限られた財源の中で、自分のところの道路をやってもらおうと思うと、行儀よく待っていたら、いつまでも来ないのだなというふうに、つくづくそれを見て思いました。 こちらのほうも、岩国からの南進道路とか、いろいろ計画がありますけれども、テレビで見ましたが、要するに山陰はなかなか厳しいところなので、だからこそ道路が要るのだという、本当に情熱といいますか、300人ぐらい集まって、「えい、えい、おー」とやったのです。こっちのほうは、2市何町かが集まって、首長だけが集まってやってるわけなので、その辺のボルテージからも違うわけであります。 これは一気には無理だと思いますけれども、今回は、柳井商工会議所の提言と要望ということで、紹介させていただきますが、なかなかいいのは、婚活、これはもう既に市のほうもやられています。 また、空家対策の推進に関する特別措置法が公布されて、これも柳井市は取り組んでおられて、よそから視察も柳井市に来ているという状況です。冒頭に市長がおっしゃいましたが、今までは要望時期が予算査定からずれた時期だったので、全く予算に反映もできなかったが、反映できるようになったおかげかもしれませんけれども、会議所からの提言が少しずつ市政にも反映をされているのではないかと思います。 今後とも、しっかりと、特にこの旧柳井商業高校跡地問題につきましては、柳井市の最も今から重要な事業になっていくと思いますので、どうかぜひ前向きに取り組まれることを要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(中次俊郎)  以上で、三島議員の一般質問を終わります。 ○議長(中次俊郎)  午前11時10分まで休憩といたします。午前10時57分休憩                              午前11時10分再開〔議長交代〕 ○副議長(鬼武利之) 休憩を閉じて、会議を再開いたします。 これより、地方自治法第106条第1項の規定により、副議長の鬼武が、議長の職務を行います。 それでは、一般質問を続けます。 次の質問者、君国議員。〔君国泰照登壇〕 ◆議員(君国泰照) おはようございます。大体パターンが、いつも決まっております。三島議員のように、どんどん突っ込んでいく。なかなかそれができない。戦前戦中の人間のやり方でございます。 今日、皆さん、何の日かご存じでしょうか。ご存じじゃない。ああ、そうなんですね。本年度、最後の定例会になったわけでございますが、今から73年前の12月8日といいますと、その未明に、真珠湾攻撃のあった日であります。本日は、井原市政に、一般質問でしっかりと突入、攻撃をしたい、そして、最終的には「トラトラトラ」と成果をあらわしたいように思いますが、なかなか敵もさることながら、私のつかみどころが悪いわけであります。 今年も、いろいろと事件が相次いでおります。パリの連続テロ、アメリカでも殺人事件があり、宗教や民族間の争い。日本では、テレビゲームの邪魔だと、我が子をごみ箱に詰めて殺す。面白半分に2歳の子供にたばこを吸わした。昨日、一昨日と、またびっくりしました。3カ月の子供に覚醒剤を吸引さして死亡させた。国と国とが戦争したり、人と人とが何か殺し合うような、人間の悪行三昧で、仏法の末世とか、末法の世、または、キリストでいう世の終末を、何か予感させるようなものであります。 今の日本社会では、月性の「まさにとうゆうせんとす、じうはんぽまさにひなかるべし、わかるるにしのびんやほくどうすいはくのしん」の礼儀や孝行、恩義が薄らいでおるわけであります。そこで、日本を何とかしなければならないという大きな志、日本や柳井に誇りを持てる教育が必要であります。 さて、ふるさと柳井の創生は、国の地方創生、「まち・ひと・しごと総合戦略」と同時に並行して、心のふるさと、柳井市の将来へ向けての崇高なる理念やビジョン、コンセプトが必要であると思います。そのためには、まず、柳井に暮らす市民の誇り、一人一人の人間力、自助──みずからの努力、共助──近隣同士みんなが助け合おうじゃないか、そして、共生──お互いに支え合う、ともに生きる社会の倫理や、道徳の人間教育が必要であります。議会と市政、まちづくりと人づくりは、車の両輪のごとくであります。安倍内閣の目玉政策の「まち・ひと・しごと創生」はどうであれ、その根幹をなすものは、市長、議会、市民の志で、ふるさと柳井は、一本筋の通った、昔、武田信玄が言ったような「動かざること山のごとし、静かなること林のごとし」、今、柳井は、志をしっかりと持たねばならないと思うわけであります。 市民総活躍は、市民の夜明けを。月性、松陰先生が、日本を何とかしなければならないと説かれ、身分に関係なく、武士だけでなく、農民、町民、一緒に戦おうと、草莽崛起で維新の原動力となったことは、皆さん周知のとおりであります。今まさに人口減少、超高齢化、国難に直面し、柳井市はふるさとの崩壊を打破し、切り開くべきで、市民一人一人勇気と使命感を持ち、それぞれの持ち場で柳井市を盛り上げようとする志、実践が必要であるが、市長の所感と、これらの諸施策をお考えであれば、お尋ねをしたいと思うわけであります。 次に、日本全国津々浦々の市町村では、中高を卒業すると、進学、就職、高収入、高学歴を求め、東京、大都市へ流出し、各都市もミニ東京であり、金太郎あめの没個性で魅力もなく、かつて繁栄した銀座商店街はシャッター通りとなっております。農村集落は、山や田畑が荒れ、荒廃し、イノシシの銀座となっておるわけであります。長年打開策も見出せなく、伝統行事や農村文化も人も疲弊してまいりまして、元気なのは猿とイノシシばかりであります。 そこで、安倍内閣は、3本の矢やふるさと創生、一億総活躍を打ち出しておられます。例えば、ふるさとに帰っても就職の場がない、収入の格差がある。さらに、町は寂れ、田畑も荒廃し、志を抱いて帰省しても、夢も希望も、ふるさとに対する愛着も、感動もうせるのが実情であります。昔、ボーイズ・ビー・アンビシャスという言葉があったわけでございます。ボーイズ・アンド・オールド・ビー・アンビシャス、青年も年寄りもしっかり大志を抱いて、そして、これらの解消の一つとして、これからのまちづくり、ふるさとづくりのポイントは、21世紀は「3カン」の時代と言われるわけであります。その「3カン」とは、環境の問題であり、そして、観光、感動による地域おこしであります。皆様方のお手元に配付してあると思いますが、これは、日田市に行った時にもらってきたわけでございまして、まさに柳井市も、「3カン」ということを非常に重視したまちづくりや取り組みがいるのではなかろうか。まちに愛着や誇りが持て、柳井のために何かやってやろうという志を持たすようなまちづくりや教育も、必要ではなかろうと思います。 ご答弁により再質問をしたいと思いますので、明快なる回答をお願いいたします。〔君国泰照降壇〕 ○副議長(鬼武利之) 市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、君国議員の御質問に対してお答えをさせていただきます。 まず、1点目の、ふるさと柳井創生と市民総活躍についてのお尋ねでございます。 議員ご承知のとおり、急速な少子高齢化の進展、産業構造の変化等の社会経済情勢の変化に対応して、地方公共団体が行う自主的かつ自律的な取り組みによる地域経済の活性化、地域における雇用機会の創出、その他の地域の活力の再生を、総合的かつ効果的に推進すべく、本市の人口の現状を分析し、今後目指すべき将来の方向と、人口の将来展望を提示する「人口ビジョン」と、社会減、自然減の両面から人口減少対策に取り組み、柳井で暮らす幸せを実感できるまちの実現に向けて取り組む、「柳井市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を、本年10月15日に策定をいたしました。 私は、常々申し上げておりますし、君国議員におかれましても、大いにご賛同いただいているものというふうに認識をしておりますが、人口減少から生ずる諸課題を克服し、本市が持続的に発展していくためには、市民お一人お一人がそれぞれ、「私も一役」の思いでお力を発揮していただく、市民参加型のまちづくりを進めていくことが必要であると考えております。 真の意味での、市民と行政との協働によるまちづくりを目指すべく、「市民と市長と気楽にトーク」や、市が開催をいたしますさまざまな会議などの場におきまして、本市は今まで何をやってきたのか、そして、今どうなっているのか、今の状況を正確に把握をする、また、そのことを踏まえて、これからどうすべきかということについて、できるだけ多くの市民の方々と、そのことを共有することに努めてまいりました。 本年度、後期の気楽にトークにおきましては、各地区の人口動向や、総合戦略について御説明をさせていただいております。その中で、少子化、高齢化が急速に進む地域の現状に強い危機感を感じた方々が、都市と農村の交流に積極的に取り組んでおられたり、移住者の受け入れ体制も構築をされ、注目のエリアとなっている日積地区の状況や、企業との連携による芋づくりなどの産業振興に関するプロジェクトと、移住・交流に関するプロジェクトに取り組んでおられる平郡東地区の状況等についても、ご紹介をさせていただいております。 そうした中で、両地区での取り組みを参考に、「地域の夢プラン」の策定に向けた動きが生まれつつある地域があるなど、参加者同士の前向きな議論が目立つようにもなっております。 こうしたことを契機に、各地区において、地域が主体となった「夢プラン」の策定に向けての取り組みを、強く支援することによりまして、市民と行政との協働による地域づくりを進めてまいりたいと考えております。 なお、改めてご紹介をさせていただきますと、日積地区の夢プランは、大きく3つの取り組み方針がございます。 1つは、「買物、通院等の便利なまちづくり」ということで、予約制乗り合いタクシーの運行等に取り組んでおられます。 2つ目は、「都市農村交流による元気なまちづくり」ということで、都市農村交流施設「ふれあいどころ437」と、2カ所のサテライト加工所を整備し、活用をしていただいております。 そして、3つ目として、「地域資源を活用したまちづくり」がございます。これは、地区内の景観の保持や、環境整備、祭りや伝統の継承、自然学習や農業体験など、まさに君国議員ご質問の、観光、環境・景観、感動・感激での地域おこしや人おこしの施策となっております。 このことは、これは平郡、そして大畠に続く、本市では3地区目の特集となりましたけれども、先日発行をされました、岩国・大島・柳井の暮らし物語を紹介する雑誌の中の、日積地区の特集号に詳しく紹介をされております。この中では、地区の運動会、日積ブドウの歴史と後継者、また、地元で活躍される方々や、日積に移住して活躍しておられる方々などが、多数登場されておられました。 また、柳北地区では、柳北小学校が平成25年に改築をされ、地域に開かれたコミュニティールームが新たに設置されたことから、地域と学校との関係がより親密になり、平成25年度から柳北文化フェスティバルがスタートをしておりまして、今回3回目ということで、大変な盛会であったということでございます。学校を核とした、学校区ごとの人間関係を中心とした、地域づくりの先進地というふうになっております。 このように、市民の方々自らが、「ひとごと」ではなく、「じぶんごと」として、まちのため、地域のために何ができるかを考え、着実に実践されておられることは、私自身も非常に嬉しく思っております。 また、東京一極集中や、地方消滅論に対し、一定の地方への人の流れ、田園回帰についても関心が高まっております。これは、よく御紹介をさせていただく数字でございますが、本市へのUJIターンの相談件数は、数年前まで年間わずか数件程度であったものが、昨年度は255件に急増をし、今年度も11月末現在で251件と、このまま行きますと、確実に昨年度を上回るほどの、移住に係る相談をお受けしておりまして、実際に移住される方も、増加傾向にあるということでございます。 本市に縁もゆかりもなかった方々を含め、遠く関東や関西から、また、若者からお年寄りまで、幅広い年齢層の方々が本市に移り住んで来られているということでございます。その方々は、「海が見える」また、「子供をのびのびと育てられる環境」とか、「災害の危険性が少ない」、「商業施設へのアクセスがよい」、「農業がやりたい」等々の具体的な理由により、全国約1,700を超える市町村がありますけれども、その中から、柳井市を選択していただいているということでございます。 瀬戸内の温暖な気候に加え、海や山の豊かな自然に恵まれていること、都市機能がコンパクトに集積され、生活の利便性が高いこと、これらをバランスよく備えている本市の魅力について、都市部に暮らす人々の意識が、「いつかは田舎暮らし」というふうに変化してきている今こそ、さらに発信力を高め、今後は仕事、働く場の紹介も含めて、相談体制を充実させてまいりたいというふうに考えております。 さらなる移住の促進によりまして、地元の人では気づかなかった魅力や財産を、移住者と地元の人々が一緒になって磨き上げていただきたいと考えております。 最後に、私は、キーワードといたしまして、「柳井で暮らす幸せ」ということを申し上げております。これについては、非常に漠然としているというようなご意見も時々いただきますが、決して東京でも大阪でも、広島でも福岡でもない、この柳井で、暮らす幸せについて、改めてお一人お一人の市民の方々には、そういったことに思いを寄せていただきたいというか、考えていただきたいと、そのことを意識していただいて、その上で、「柳井で暮らす幸せ」を、ぜひ実現していただきたいというふうに思いますし、実感していただきたいというふうに願っております。このことは、先ほどご紹介された、日田市の「もう一度ふるさとを見つける」ということにも、通じるものではないかなというふうに思います。そのためには、市民お一人お一人が、また、地域が力を発揮していただけるよう、行政もできる限りのお手伝いをさせていただきたいと、そういった思いでございます。 2点目の御質問、志と夢と感動ある地域おこしについては、まずは、関係参与によりましてお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(鬼武利之) 経済部長。 ◎経済部長(菅岡利夫) それでは、私のほうからは、2点目の、志と夢と感動のある地域おこしについてでございますけれども、観光、環境、感動の「3カン」時代というお話がございましたので、観光の視点から御答弁をさせていただきます。 観光につきましては、週休2日制の普及や、有給休暇の取得促進、祝日の増加等によりまして、余暇時間が増大しており、関心が年々高まっております。その一方で、旅行の形態は、団体旅行が減少し、個人、小グループ旅行が増加しております。また、観光に対するニーズも、温泉やグルメという要素以外に、グリーンツーリズム、エコツーリズム、あるいはスポーツツーリズム等、さまざまなタイプの参加、体験型の旅行の人気が高まっていると言われております。旅に関する情報源も、従来のパンフレットやチラシから、ネットからの情報を活用するほうが増加をしております。 このような動向を踏まえた上で、本市の観光に関する課題を整理し、今後の方向づけをしていくことが必要であると考えております。同時に、観光の振興は、行政のみが施策を進めることで実現するものではなく、多様な主体が協動して、共生の視点で取り組むことによりまして、目的が達成できるものと考えております。 また、観光客が一度は訪れたいと感じる町につきましては、そこに住んでいる人、働いている人、学んでいる人が誇りを持って暮らしている町であるとも言われております。議員のお話にもございましたように、まずは、一人一人の市民が、住んでいる地域に誇りと愛着を持って楽しく暮らし、それを市内外の人々に発信することによりまして、交流を図ることが、観光客の増加にもつながり、地域が活性化するものと考えております。 現在、今年度中の柳井市観光ビジョンの策定に向けまして、作業を進めております。前回のビジョンでは、ハード事業に軸足を置いておりましたけれども、今回はソフト事業を重視し、地域資源を生かして、地域おこしや人おこしを通じた、市民参加による観光の推進を念頭に置いたビジョンとしてまいりたいと考えております。このような考え方につきましては、環境、感動の情勢にも相通ずるものがあるものと考えております。以上でございます。 ○副議長(鬼武利之) 君国議員。 ◆議員(君国泰照) いろいろとお答えをいただきまして、ありがとうございます。 最初の頃この気楽トークは何をしよるんじゃろかと。いろいろと議会も、ほかの方からも御批判をいただいたところであります。 私はテレビが好きなもので、大河ドラマ「花燃ゆ」を見ております。第46回でございましたかね、西南戦争で破れた兵士が、群馬のほうへ70名送られてくる。その70名を何とかその地域に根ざしたいということで、主人公と県令が一生懸命1軒1軒説得をされる。ほかの郡令の方々や、町民の方は、そういうふうな囚人を送ってくるとは何事か。それにもめげず、1軒1軒頭を下げて回られたようであります。そして、郡令の中の大親分が、今度の山口県から来た県令は、どっちみち腰かけじゃろう、一つあぶり出して追い出そうという気持ちでありましたが、必要に食い下がって、食い下がって物事を成就する。最後には、この郡令の言うことは本物だなということで、県民みんなが賛同して、高崎の繭を、生糸を日本の産業にするという大きな志を持ってやられたときに、ああ、柳井の市長も、あっちやこっちや、辻説法や事あるごとに話をされ、そして、ふれあいトークやられる。 この前から、2回、3回トークに行ってまいりました。何か様子がちょっと変わってまいりました。これは阿月でございましたが、阿月の方が、自らが立ち上がって、看板も行政任せでなく、我々が地元の歴史や文化をまず起こそうじゃないか。そして、阿月の中にもテレビには出ないけども、しっかり縁の下の力持ちの方がいる。柳井市も萩に負けない維新の文化の原動力となった。その原動力のもとは、月性の説かれたことではなかろうか。その月性の説かれたことが、萩のほうの方々に大きな影響力を与えた。そういうようなことをしっかりと教育をする。吉田松陰だったら、頭の中にこうこうという物語が出てきます。月性いうと、ただ刀を持って立っちょって、「まさにとうゆうせん」という話を聞くだけで、ストーリーが全然ない。生まれや育ちや、そして、最後の死に際も、松蔭であれば、切腹、打ち首で果てるというストーリーが、文学が生まれるわけでございますが、ぜひこういうようなことも、柳井にこれだけ優秀な偉人がおられ、また、大畠や遠崎の方が一生懸命にやられた。これは遠崎や大畠だけの月性でなく、もちろん柳井も、山口県にもこういう偉人があったいうことも、この前からしょっちゅう、我々には事あるごとに剣舞や詩吟を見て分かりつつありますが、今一つまだ子供たちにわからない。その子供たちにもわかるような教育、そして、各地区にもそういうふうな志とは何か。平郡や日積や、そして、いろんなとこで今、地域が立ち上がっております。ぜひ柳井市民に、志を持とうじゃないか。先人がやった志とは何か。お年寄りも若者も子供にも、教育委員会が熱心にやられておられるわけでございますが、もう少し、月性をわかりやすくひもといて、市民一人一人が柳井市の誇り、誉れ、それが、先ほどからの、柳北で旗を上げられた、日積で地域を起こそうとされた、阿月も頑張っている。今度は伊保庄、そして、町の中央部とか、地域のよさを起こせば、その地域が非常に盛り上がるんではないかと思うわけでございます。 行政としても、市長が支援をされるということでございますが、何かもうちょっとその支援の方法も、具体的なことがあれば、お尋ねをするものであります。 ○副議長(鬼武利之) 市長。 ◎市長(井原健太郎) まずは、大河ドラマ「花燃ゆ」も残すところあと1話ということで、私も実は、49話全て視聴してまいりました。今日、こういう場面があるかなという思いも含めて見てきたというとこもありますから、議員先ほど御指摘いただいた、群馬県令の楫取素彦が直接当時の群馬の方々に語りかけ、説得していくという姿は、私自身も大いに感じるとこがございました。 また、阿月のトークでも、議員もお感じになられたということでありますが、ああいった議論というか、ああいった雰囲気も、とても一朝一夕にできるわけではなくて、長年にわたる地域の方々がああいう場にも参加をしていただいたりとか、いろんなことを取り組んでいただく中で、そういった芽も生まれてきているのかなという意味では、そういった芽を絶やすことなく、これからもさらに大きく育てていくという意味で言いますと、いろんな場面で触れておりますが、「地域の夢プラン」という手法、これについては、県のほうにも御協力をいただいて、また、市としても、そこに取り組む地区をふやしていきたいという、強い思いを私自身も持っておりますから、阿月のみならず、他地区でも今そういった動きがあるというふうにお聞きをしておりますから、やはりこういった制度、仕組みをうまく活用することによって、議員がおっしゃるところの、地域の方々自らが立ち上がるような場面をつくっていきたいなというふうに思います。 なお、補足ですが、たしか月性顕彰会の方々が、高校生にも理解できるような月性読本というようなものも、これから出版も含めて、検討されているということでありますから、月性さんのそうした思い、志が、さらに多くの子供たちも含めて広がっていくような取り組みを、これもまた支援してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(鬼武利之) 君国議員。 ◆議員(君国泰照) この前から、気楽にトークでも市長もいろいろとお話になって、パワーポイントでビジュアル的にやってらっしゃいます。最近は、柳井市はビジュアル、非常に上手になりまして、トークや、いろんな会合など。また、平郡の女の子が出たり、地区で活躍をされる方など、そういうようなのをもっと全市的にPRしていただきたい。今からは視覚聴覚に訴えて、村が輝くには、こういうふうなやり方があるよという、そういう提案事項もいるんじゃないかと思います。今ちょっとここで思いつきませんが、例えば、余田のコミュニティも非常にしっかりとしております。ぜひ、「夢プラン」、余田夢プラン、柳北、それから、柳東、いろんなとこで、この夢プランができて、住民が将来この地域をどういうふうに生かして、子供たちやほかの人達が帰ってきたときに、一目で、「このまちに帰ってよかった」、Uターンの方も、「こういうようなところなら住んでみたい」、そういうようなことも、夢プランの中で、必要ではなかろうかと思いますし、特に男性の場合は、「Uターンしたい」「わあ、釣りがやりたい」「ゴルフが行きたい」。ただ、困るのは、女性が、「いや、どうも柳井の駅の前、帰ったとき、本当寂れていた」て言う方が多いようでございますが、地区地区にはよさがあるわけであります。もうちょっとその辺の、そういうようなことも、子供たちにもぜひ見して、私らのまちにはこういう歴史があって、こういう人物がいて、こういうふうな特産物があるよ。余田には臥龍梅があって、春に花が咲き、村中が梅で、そして、また梅干しとか梅の特産品ができる、そういうふうな夢があるまちづくりも、ぜひやっていただきたい。 トークでは、どうも市長の応援団的な方、ごめんなさい。それと、大体中高年、壮年が多いわけでございますが、今度は、小学生、中学生向けにも、「君たちはどういうまちづくりを目指す」、そしてまた、若い者には、「あなた達はどういうふうな町になったら良いと思っている」とか。今、柳井の町には住みたくない言う人が非常に多いわけでございます。柳井にあんまり魅力を感じない。その辺も若い人の意見をどんどん集約していただきたい。御婦人は御婦人で、いろんな御婦人の夢プランがあるようでございます。今から人口は、柳井は女性のほうがパワーが強いようでありますが、市長もしょっちゅう事あるごとに、そういうふうなお話をされていらっしゃいますので、今度、もっと幅広くもう少し夢を語って、その語った夢を実現さすためにはどうしたらいいか、市長ばっかり出るわけにはいきませんが、その地区地区でも集めて、小学校の校区とか、学校でも何かやっとるようでございます。非常にこれすばらしいことで、なかなか一朝一夕にはなりませんが、この3年、5年、もしかしたら10年、20年後には、これがだんだん本物になってくるんじゃないかと思うわけであります。 先ほどから月性の話が出ましたが、金がないときに予算というわけにはいかないわけでございますが、ある新聞を見まして、ある議員が東京のほうに行って、月性のストーリーとか書くことはできないか。そしてまた、今日が締め切りでございましたが、日本昔ばなしのDVDが発売されておるようでございます。この日本昔ばなしも、こういうふうなかぐや姫じゃのうて、柳井の地名の由来の物語を、何かそういうふうな具体的に紙芝居的なこと、そして、アニメ的なことができて、本ができて、柳井市を全国的に、般若姫の物語ができるよう出版物、そしてまた、そのシナリオができると、テレビ局とか映画とかいろんなとこに行って、ぜひ柳井のこういうようなことを題材にして、ドラマ化とか映画か何かにできないか、そういうふうな仕組みもあろうかとは思うわけでございます。 金ばっかり使うんじゃなくて、昔、長野県の長野市に視察に行きました。長野市に美術館が欲しいんじゃが、何とかならないか。そういったときに、長野市には良い画家がいるということで市長が菓子箱を持って職員に行かしたそうです。職員が行って、その菓子箱持って、「済いませんが長野に美術館が欲しいんです。」すると、二つ返事で、私の絵でよかったら寄贈しよう。そういうことで長野美術館ができたようであります。 今から柳井市も、いろいろな手を使って、柳井市を全国的にPRし、それによって、よそからも人を来さすような、そういうような施策的なことは考えていらっしゃるかどうかを、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(鬼武利之) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 美術館とか、そういったことも含めて考えているかという御趣旨だと思いますけれども、現状は、そういった具体的なことを検討しているということはありません。やはり、そういった中で、すぐにできることからやっていくという視点も大事でございまして、先ほどおっしゃったような、例えば、月性さんの紙芝居を、先般、大畠の方々が取り組まれたりというようなこともありますし、また、そういったことを通じて、地域に愛着を持つということが大事であります。その一方で、気楽にトークでパワーポイントを使って説明をさせていただいた資料の中には、県の調査による地元への愛着度ということでいえば、柳井地域は県内で最も低いというような数字も出ているわけであります。このあたり、高校生ですから、どこまで地元のことをしっかり考え、その魅力に触れているかといったところはわかりませんけれども、やはり我々大人の意識というか、考えというのが強く影響するのが子供でありますから、そういった意味では、いろんな取り組みをこれからしていくということはありますが、何といっても現場というか、地元、地域と、そういったところに一つこだわった取り組みをやっていきたいと。先ほど申し上げたような、そういった取り組みを支援していくという、一つ大きな方針を持ってあたっていきたいというふうに考えております。 具体的に美術館等々は、現在そういったところは検討していないということで、御理解いただければと思います。 ○副議長(鬼武利之) 君国議員。 ◆議員(君国泰照) 長野市ではそういうふうに、茶菓子を持って行って何億円という絵をいろいろ寄贈してもらって、それが、美術館につながったということでございまして、柳井市出身の方でプロデューサーをやってらっしゃる方とか、水戸黄門のプロデューサーをやられた方とか、山田洋次郎監督とか、いろんな方もおられるわけでございますが、何かいろいろと手を変え品を変え、ぜひこういうようなことも、金のかからんようなことで、テレビとかドラマ化ができると、よいのではないかと。 この前、11月に、NHKで、大島では「私たちの島に宝あり」とか、そして、YABでは、「人生の楽園、海に臨む料理自慢の宿」、11月21日は、TYSで、「ちぐまや家族、大島、小松、やまぐち自慢」ということで、11月だけで、3件も4件も大島特集やってるんですね。そして、熱血テレビでは、Iターンして島の生活を満喫。とにかく大島は、もう先行して、どんどんそういうふうにマスコミをうまいぐあいに利用したPRをしてらっしゃる。 もう皆さんご存じと思いますが、12月11日には、NHK山口で、6時半から「瀬戸内紀行、タイ踊る瀬戸で~瀬戸内海を巡る、大畠」というのがありますが、何か柳井についての放送とか何かあるときには、ちょっと市民にでも流してもらうと、市民がテレビを見て、「おお、なるほど、祭りがあった、柳井にはこういうようなことがあった、柳井の風景がこういうのがあった」と、非常に自信を持たれるわけであります。 そして、5月7日に非常にすばらしい番組がありまして、これはYABが放送されたんですね。これは「日本風景物語」で、これは「国木田独歩、青春の瀬戸内紀行」ということでございまして、もう皆さんも見てらっしゃると思いますし、私もDVDに撮って、いろいろな方に「これ見たかね。これ見て。すばらしいよ。柳井はこういうふうなのがあるんだね」。その中で、やはり国木田独歩が、我が心のふるさとと呼んだ、そして、その青春の瀬戸をめぐり、そして、「我がふるさとの中には、近郊には樹木が多く、川あり、泉あり、池あり。そして、ほど遠からぬところに、瀬戸内海の家がある。山にも、野にも、林にも、海にも、川にも、僕は不自由をしなかったのである」。これは日本の近代文学、明治の近代化、産業化に対して、日本の田舎を褒めたたえられた国木田独歩であります。やはり、こういうふうに明治の文豪、国木田独歩も、また歴史的な文学的なことも、どんどん柳井の宝として取り入れていくということも必要であろうと思いますし、ぜひ、山口県、そして広島県や日本全国にPRして、柳井に来てもらおうということにはならないかと思うわけであります。 そういったことで、やっぱし我々は、この志というのが、もう非常に大切だなというのを痛切に感じています。特に、「花燃ゆ」主人公の美和、この美和いうのは、ほとんど知らなかったわけでありますが、これは、作者の小松江里子さんという方が、ちょっとしたヒントの中から、あれだけの壮大なドラマをつくり上げられたわけであります。ぜひ市長も、機会はないと思いますが、機会をつくって、柳井市には、月性がいらっしゃるんですよ。また、柳井の観光大使もいらっしゃいますが、ぜひそういうようなとこも、しっかりPRして、そういうようなドラマ化をしていけたらいいと思うわけであります。 そして、とにかくやる気があれば、何でもできるんだ。新しい日本をつくる、新しい日本人を育てる。やる気があれば、柳井はまちおこしができる。やる気があれば、柳井をつくって、新しい柳井人をつくる。そういうふうなことを、このドラマを通じて、私は学んだわけであります。 先ほどの話に戻りますが、楫取素彦が囚人70人を前に話をしました。囚人がぼそぼそ文句ばっかりを言うておりますが、「この国の未来のために、あなたたちは何かすることはできないか。皆さんはどんな未来を思い描いているのか。私の未来は、群馬から日本を新たに変える。そのためには、子供たちの教育に力を入れる。そして、この地の製糸業を発展さすことだ。そのためには、どんな困難な状況に陥ろうとも、私は決して諦めません。新しい生き方を見つけるのです。お互い思いと真心を尽くして事に当たれば、人と人とのきずなが生まれ、そのきずなこそが未来を築く」。日本の未来を見据え、日本の未来を築く。政治でこの未来を開くことができる。私は、これを全て柳井に置きかえてみるわけでありますが、今、柳井はだめだめと言われております。とにかく柳井には夢がない、未来がないと言いますが、やはり青少年にも、大人にも、老いた方にも、死ぬまでに何か一役できる、柳井はこういうふうな未来や夢がある、そういうふうな希望が、柳井をいきいきとさすわけであります。そういうふうないきいきした考えは、顔に出て、態度にあらわれます。観光客にも、子供たちは「おはようございます」「お帰りなさい」、非常に柳井の子供たちは、はつらつとしておるわけであります。年をとった者ほど、その辺にたまっちゃ、愚痴ばっかり言って、悪口ばっかりを言うわけでありますが、ぜひ年寄りも青少年と同じように、最後まで柳井に大きな希望を持たせていく、そういうような施策も必要じゃないかと思うわけであります。 この前、教育長も出られましたが、非常に私も感動いたしました。志の教育、さらなる展開をしていく必要があるわけでありますが、教育長が今、柳井市に訴えたいこと、市民に訴えたいこと、何かあれば、お尋ねをしたいと思うわけであります。 ○副議長(鬼武利之) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 先日の「立志の教育のつどい」に御参加いただきまして、ありがとうございます。あそこで、教育振興基本計画の発表をいたしまして、柳井の教育の目標は、「愛、夢、志をはぐくむ教育」というふうに決まりました。これは、今、君国議員さんが申されましたように、柳井を愛して、夢を持って、志を持って、柳井を今から育てていこうと、柳井の活性化を図ろうという教育の大きな目標ですので、今からこれに向かって頑張って進めていこうと思っております。 ○副議長(鬼武利之) 君国議員。 ◆議員(君国泰照) ありがとうございました。先ほどの一般質問の中に、教育のこともあったわけでありますが、やはりまちづくりも、ハードも非常に必要なわけでございますが、やはり市民が結束して、人間力を出して、一歩前進、私も主役になって、草一本、空き缶一本でも拾う、そういうふうなこともぜひやっていく。そのことで、子供たちが、まちを愛する。そういうような教育というのは非常に重要なことで、一朝一夕すぐにはならないかと思いますが、その子供たちが大人になったときに、また柳井のまちが夢開くんじゃないかと思います。 また、市長も在任期間中、ぜひ、まちづくりの根本となります子供たちの教育、大人たち、子供たちも一緒にまちを愛する、夢を持つ、志を持つように、あくことなき挑戦と。いろいろな会合に出て、先ほどのパワーポイントも、市民の方にも見ていただいて、こういうふうな気持ちで、柳井のまちをみんなでやろうじゃないかという大志を持ってやっていただきたいと思うわけであります。 最後になりますが、こういうふうな「希望の木」というのを見していただきました。私は、よく感動します。ふるさとの歌とか、柳井もぜひ歌もあって、こういうふうな歌で、今一度また柳井の町で頑張ろうじゃないか。そういうふうな歌がある町。今度はまた、少年バンビーズなんかも歌うわけでありますが、そういうような音。柳井には、何か音がある。「風に糸よる柳井津の」というんですが、柳井市には、自然の音がある。そういうふうな音の感動の生かし方。食、「ああ、柳井に来てうまかった」「ああ、これをもう1回食べよう」。この前から、黒ラーメンをちょこちょこ食べに行きますが、私の口からは、ちょっといまいちでございます。柳井ブランドも一生懸命頑張っていらっしゃいますが、あれで本当の柳井のブランドじゃろうか。柳井市がもうちょっと誇りに思うて、全国に発信できるような。これも、ただ皆さんからブランドで集めるんじゃなくて、これを甘い言葉で「よかったよ」「おいしかった」「えかった」などじゃなくて、辛口で、もっと磨くことも必要じゃないかと思うわけであります。 例えば、風景、これを私はいつも都市計画課にはよう言うわけでございますが、やはり荒れた里山とか棚田とか、今、柿の木がいっぱいあります。「ああ、柳井に帰ってきた。柿の木がある。ああ、ふるさとに帰ってきた」、そういうふうな風景、まちづくり。そして、小川を見ると、「ああ、春の小川にメダカやらオタマジャクシがおるな。古い町並みがある。お寺があるじゃないか。文化財があるじゃないか」。そういうふうに、柳井の町には、こういうふうな風景がある。駅の前に立ったときに、「何てこの柳井の町は壮大なことであろう」という、100年の大計をもった風景づくりが必要じゃないかと思うわけであります。 まちのあちらこちらには、花壇があります。ごみが、缶かんがあり、草ぼうぼう。「こんな汚いまちには、柳井には来とうない」という思いがするわけであります。そして、景観でも、せっかくフラワーランドがあり、あの辺の休耕田があり、何とかうまいぐあい地主の皆さんと協力して、レンゲ畑とか菜の花とか、あそこの棚田には、ずっとヒガンバナみたいなのがあるといいし、それから、ニチニチソウとか、いろんなのを植えて、観光の名所にする。フラワーランドの道中が草ぼうぼうでは、いっそ何じゃろうかちゅうことになってしまう。「ああ、さすがフラワーランドだな。まちの中も非常に緑や花がいいな」。これを全部やろうと思うと金がかかるが、いかに地区民を盛り上げていくか。やはり市長を先頭に、地区の方と、時々ふれあいトークなんかで、一つ新庄にはこういうふうなよさがある、余田にはこういうのがある、皆さんの知恵で、新庄はフラワーランドと花と田で、こういうような町にしよう、余田は、何とかこの梅でまちおこし、村おこしができんかという、そういうような仕掛けづくりもしようじゃないかと。そのためには、行政としても一緒に考えて行動する、そういうふうなまちづくりがいるんじゃないかと思うわけであります。そうした中で、ああ、柳井に住んでよかったという心の喜びになり、感動する。柳井に住んでよかったというのが、最終的な柳井市長の目標になるんではないかと思うわけであります。それを総合したのが観光でありまして、観光客が来るということは、人が来るだけではなく、産業にも伝わってくるわけであります。 残りがあと5分になりましたが、経済部長、観光が柳井の活性化になるためには、どのようにしたらいいか部長として、これをぜひやって、観光で柳井の町を活性化する、そういうふうな思いがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(鬼武利之) 経済部長。 ◎経済部長(菅岡利夫) 議員さんからいろいろ御提言いただいておるところでございます。観光につきましても、先ほどの「希望の木」ではございませんが、やはり柳井市の中にも、いろいろな資源がございます。それを市民の方一人一人がそれに気づくというか、ストーリー性を持ってそういうものを結びつけた形の観光ということになれば、多くの人が訪れてくれますし、また、農業との連携があれば、そこにまた産業のとこ、6次産業化とかそういうものが生まれてこようかと思います。やはり一人一人が魅力を発見するというか、そういうことから始めていくことが必要ではないかと、私自身は思っております。以上でございます。 ○副議長(鬼武利之) 君国議員。 ◆議員(君国泰照) 大体観光に対するその思いはわかったわけであります。 今度は、それに枝葉をつけて戦略化して、物事をなし得ていくのが、今からの課題であると思いますし、観光ビジョンの中にも策定をされておると思います。日田市は、観光ビジョンからでなくて、観光の基本計画いうのをつくってらっしゃるわけでありますが、柳井市は、観光基本計画、振興計画等というのはつくってらっしゃるのか、今からつくろうとしてらっしゃるのか、その辺をお尋ねしたいと思います。 ○副議長(鬼武利之) 経済部長。 ◎経済部長(菅岡利夫) 基本計画等はございませんけど、一応、市の基本計画、それをもとに、今回、観光ビジョンというものをつくっておりますので、この中でいろいろなことを網羅して、観光の方向づけという形にしたいというふうに考えております。 ○副議長(鬼武利之) 君国議員。 ◆議員(君国泰照) 今まで、祭りとかいろいろなときには、必ずそこの所管から、今ここまでできました、今改定してここまでになりました、などの説明をもらうんですけど、観光ビジョンにおいては、誰が何をやってどこまで進んどるかというのが、全然わからないわけです。観光ビジョンの策定委員会だけでなく、皆さんにもアイデアをもらうような施策も必要じゃなかろうかと思うわけであります。 やはり、まちづくりというのは、箱根の山と一緒でございまして、かごに乗る人、そして、それを担ぐ人間がまたいるわけであります。そして、そのまた担ぐ人の草履をつくる人、やはりこういうふうなものが必要じゃなかろうかと思うわけであります。 この前から、柳井市の職員の態度についてもあったわけでございますが、以前は、お役所仕事、お役人という、何か市役所の人間とは話がしにくいということがありましたが、最近はかなり礼儀も正しく、しっかり市民の方にも会釈して、頭を下げてやっていらっしゃる。夏からのイベントでも、職員の方が暑い中でも、ちょうちんをつけたり、舞台をつくったり、テントを張ったり、いろんなことをやっていらっしゃる。中には、運搬する方、そして、交通整理をされる方など、町の中でも、市役所の人間は今ようやっちょるなという、話も高まってきたのも確かであります。これが5割から6割、7割、10割になるように、市長も市の職員もぜひ頑張って下さい。市民の目は見ています。市民をリードする、市役所の職員の行動で皆さんもついてくる、そういうような訓示も指導もやっていただきたいように思うわけであります。この議員の中にも、それぞれ議席は一緒でございますが、これは同床異夢ということで、それぞれ議席の中で柳井のまちを発展さしたいというのがあるわけでございますが、やはりそれぞれが違う夢を持っており、やはり呉越同舟ということで、一つの大きな目標ができれば、議会も、そして市民も一つの束になってやっていきたい。 「帰りなんいざ、田園まさにあれんとす、何ぞ帰らざる」。ぜひ柳井に帰っておいで、柳井はこういうふうな受け皿があるということを、大いに発信していただきまして、Iターン、Uターンの方がまたふえて、柳井の力になるように、市長の手腕を期待をして、私の一般質問とさせていただきます。 ○副議長(鬼武利之) 以上で君国議員の一般質問を終わります。 ○副議長(鬼武利之) 午後1時まで休憩といたします。午後0時10分休憩                              午後1時00分再開 ○副議長(鬼武利之) 休憩を閉じて一般質問を続けます。 次の質問者、中川議員。〔中川隆志登壇〕 ◆議員(中川隆志) 昨日は、請願の補足説明として、きょうは、一般質問として、最終日には、視察報告として、またこの場に立ちます。今回、本会議ここで行われる3日間、全部立つことになりました。一般質問をさせていただきます。 昨年もそうだったんですけれども、第4回の定例会では、私はいつも第1回、第2回、過去に私が質問したことについて、その後の進捗、或いはその後の状況についてお伺いすることにしております。今回も、私が第1回と第2回にやった質問について、執行部の皆さんにその後の状況をお伺いしたいと思います。 まず、平成27年第1回定例会で、事務事業評価のガイドラインをつくって、公明正大な評価をやらないかというお伺いをしました。当時の総合政策部長は、「事務事業評価をやるに越したことはないが、柳井市は小さな行政で問題も山積しており、今すぐ取りかかるには、市の職員が十分な勉強をしていない。時期が来れば、柳井市も実施していくのではないか」というご答弁をされております。 私は、小さな行政だからこそ、大きな投入をしなくてもできるのであり、事務事業評価をやることによって、山積する問題の解決策が見つかり、職員も鍛えられていくのではないかと思っております。 「柳井市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の人口ビジョンでは、「人口の大幅な減少に伴い、市税が大幅に減少する。公共施設は、現状のままでは保有できなくなると見込まれる。」と50ページに書いてあります。 そうならないために、或いはそうなることを少しでもおくらせるために、事務事業評価を早急に導入して、財政の効率化を図ることが重要ではないかと推察いたします。再度、お伺いしますが、事務事業評価を導入するご意志は、柳井市にはおありでしょうか。第2次柳井市集中改革プラン進捗状況、平成26年度、及びその別冊「事務事業の改善項目進捗状況整理表」が、政策企画課長から議員に配布されています。この冊子は、いわゆる事務事業評価の上の段階、施策評価に当たるものと推察いたします。集中改革プランの進捗状況をチェックされる目的はどこにあるのか、その成果はどのように今後の集中改革に生かされるのか、お伺いいたします。 次に、教育委員会事務の点検・評価についてお伺いします。 この評価は、教育行政の組織及び運営に関する法律の規定により公表されるものですが、この法律の定めにより、公表されているだけなのでしょうか。評価の目的及び評価結果の活用について、もしやっておられるならご報告願います。 平成26年度指定管理業務評価も発表されております。昨年よりは詳しい報告がなされておりますが、指定管理業務を評価される目的は何でしょうか。評価結果の指定管理者へのフィードバックはどのように行われているのでしょうか、お伺いいたします。 以上、3つの発表されている評価についてお伺いしますが、この3件は、たまたま公表されているもので、実際には多くの事務事業評価が公表もされず、もちろん評価もされない中にあります。そういう意味におけば、この3つを公表されたことは、公表された担当各部署に大変敬意を表するものであります。 現在、事務事業評価を行われていない部署も、あるいは市全体として、ぜひこれらの事務事業評価を見習われて、市としても行政全体として事務事業評価の重要性を認識され、実施していただけるようお願いいたします。 次に、第2回定例会では、航空機の騒音による被害についてお伺いいたしました。市は、その後、ホームページに騒音の苦情を報告するフォームを掲載され、表紙からワンクリックで直接このフォームに飛べるようになりました。 しかし、苦情の受付件数は幾らであるかを調べようとすると、どこにあるのかすぐ次には飛んでいけません。表紙に戻ってどこにあるかを調べても、私は発見できませんでした。苦情の受付状況は、公表されているのでしょうか。されているとすれば、柳井市のホームページのどこにあるのでしょうか。お教えください。 市は、一般会計補正予算により、11月30日に日積公民館屋上に騒音測定器を設置されました。騒音問題の解決に向けて、一歩前進と受けとめますが、さらなる設置をお考えでしょうか、お伺いいたします。 騒音被害調査について、第3回定例会で川﨑議員も質問しましたが、その時の総務課長のご答弁は、「確かに病院に入られたというのがあるかもしれませんけれども、この航空機の騒音が原因でそうなられたのか、その辺の因果関係の立証というものはなかなか難しいと思いますので、先ほども申し上げましたが、山口県においても騒音被害の報告はないということでございます。」というお答えでした。因果関係を明確にするために、騒音被害調査をやるのではないでしょうか。行政の都合ではなく、騒音に苦しまれている市民の願いを聞き届けていただきたいものです。改めてお伺いいたします。騒音被害調査をやられるお考えはありますでしょうか。 柳井市は、米軍再編交付金を受けていない自治体として、唯一、山口県基地関係市町連絡協議会の構成自治体となっております。その理由は何でしょうか、お伺いいたします。また、構成自治体として行う要望活動の成果はどのようなものがあるのか、ご説明いただきたいと思います。 以上、お伺いいたしましたことは、既に第1回定例会で、評価について様々な見地からご説明をいただいております。また、騒音問題に関しては私以外にも、光野議員、石丸議員、川﨑議員に対しても詳しいご説明をされておりますので、関連事項や補足の説明は極力省かれて、私の質問に的確にご回答いただくようお願い申し上げます。 ご答弁によりましては、再質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。〔中川隆志降壇〕 ○副議長(鬼武利之) 市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、中川議員のご質問に対してお答えをさせていただきます。 まず、1点目のご質問、事業評価制度の導入についてのお尋ねでございます。 市が、行政を運営していく上で、市民の皆様に対し説明責任を果たし、より質の高い行政サービスを提供していくことは、基本的かつ大変重要なことであると認識をいたしております。 とりわけ、現在は社会状況の変化も激しく、国や県の施策もそれに対応すべく、目まぐるしく変わっていく中で、本市が実施をいたします事業に関して、どのような選択をし、どのような内容を計画、実行し、どのような成果、効果があったのかを評価することは、行政の透明性を高めるためにも、また効率的な行政運営を行っていくためにも、これは必要なことであると考えております。 その手法の1つといたしまして、議員ご指摘の事業評価制度がございます。今年度から、5カ年計画の第3次柳井市行政改革大綱では、「質の高い行政運営の展開」、「健全な財政運営の推進」、「最適な公共サービスの提供」の3つの柱を定めておりまして、これに基づいた43の事業について、行動計画として策定をしておりまして、今後はこれを事業評価の考え方に基づいて、この計画を推進してまいりたいと考えております。 具体的には、行動計画に掲げております43の事業につきまして、活動指標に沿って毎年度所管課での評価を行い、柳井市行政改革推進本部での行動計画全体の検証を経た後に、外部委員で組織をしていただいております柳井市行政改革推進委員会におきまして、さらなる検証・評価を行っていただくこととなります。 また、今年度10月に策定をいたしました「柳井市まち・ひと・しごと創生総合戦略」では、人口減少の克服に向けて、5年間の目標、施策の基本的方向、具体的な施策を定めております。 具体的な施策、事業の分類ごとに、重要業績評価指標、いわゆるKPIと呼ばれるものでありますが、こういったものも定めておりまして、今後5年間、私を本部長といたします「柳井市まち・ひと・しごと創生本部会議」を随時開催をいたしまして、総合的な進行管理の中で、毎年度、「柳井市まち・ひと・しごと創生総合戦略策定委員会」において、成果重視の観点から、検証と意見聴取を行った上で、必要に応じて事業の改善を図っていく仕組みでございます。 今後は、様々な行政計画の中に、このような具体的な数値目標を掲げることで、より評価の基準を明確にしてまいりたいと考えております。 さらに、毎年度行っております実施計画のローリング見直しや、予算、補正予算編成時の査定など、内部点検、検証では、事業内容、事業効果等を勘案いたしまして事業を評価し、事業の取捨選択を行っております。 そうした中、社会福祉や建設分野など、多岐にわたる本市の事業全てについて事業評価制度を適用するには、共通するガイドラインを定め、またこの評価制度の実施そのものに係る事務の費用や、職員負担も考慮しなければなりません。 現在、県内他市におきまして、いわゆる事業評価制度に取り組んでおられますけれども、それぞれの自治体で特異性があるということも含め、評価の方法などについて、調査・研究をしておるところでございます。 その調査・研究をいたしました内容をもとに、社会福祉や建設分野などから、実施済の代表的な事業を選択をいたしまして、事務事業の評価シートを作成をし、事業評価の検証を試行してみたいと考えております。 なお、評価シートの内容については、現在検討をしておるところでございますが、いずれにいたしましても今後、現在進行中の計画や戦略について、事業の再点検、検証などによりまして、行政の説明責任を今以上に果たしてまいりたいと考えております。引き続き、議員におかれましても、ご理解とご協力を賜りたいというふうに思います。 以上、1点目のご質問、導入する意思はあるかというご質問でありますが、次に、2点目にまいります。 航空機による騒音等について、この中の最後の5番目、5点目のお尋ねでございます。山口県基地関係県市町連絡協議会についてでございます。 若干、シンプルに答弁をということでありますが、そうは言ってもぜひご説明させていただきたい内容もありますので、そこら辺りはご理解いただければと思います。 議員ご案内のとおり、山口県基地関係県市町連絡協議会は、山口県と岩国市、和木町、周防大島町及び柳井市で組織をいたしております。この協議会の取り組みにつきましては、毎年8月の中国四国防衛局に対する岩国基地問題に関する要望書の提出のほか、総会や幹事会、県外視察を行っております。 要望書の内容といたしましては、「安心・安全対策に関する要望」といたしまして、騒音対策の強化、事件、事故の防止等、「地域振興策に関する要望」といたしまして、国による財政措置や対象範囲の充実、地元の負担と協力に見合う支援策を、また「米軍再編に関する要望」を行っております。 本年も、8月18日にこうした要望を行っておりますけれども、この中で騒音対策の強化に関する要望ということで、現在午後11時までとなっております航空機の運用時間を、午後10時までに短縮すること、安全上許す限り工場及び市街地の上空を飛行しないこと、市街地上空の飛行高度は4,000フィート、これは1,219mに相当いたしますけれども、この4,000フィート以上とすることなどを要望しております。 また、本市独自の要望といたしまして、地元の負担と協力に見合う支援策に関する要望の中で、騒音に対する苦情の件数が、今年度に入りまして大幅に増加しているここと、空母艦載機部隊の移駐が計画されている中で、騒音に対する市民の関心や不安が広がっていることを述べた上で、騒音調査体制の充実といたしまして、自動騒音測定器の増設など、騒音対策の充実に向けまして、特段の配慮をいただくよう要望したところでございます。 なお、平成24年8月にも騒音調査体制の充実といたしまして、本市独自で騒音調査箇所の設置について要望いたしまして、現在宮岬地区に自動騒音測定器が設置されているということになります。 また、平成25年8月には飛行実態に関する情報提供等といたしまして、本市独自でオスプレイなど外来機を含む航空機の飛行に関する情報を、国の責任において、迅速かつ適切に提供することについて要望をいたしまして、その後、オスプレイ等の情報提供がなされるようになったということもございます。 そこで、山口県基地関係県市町連絡協議会の構成自治体としての要望活動による成果ということでございますけれども、ただいま申し上げましたとおりでございます。必要があるごとに、幹事会等を通じて情報を共有する場としても、非常に有効、有用であると考えております。 したがいまして、今後とも引き続き、県や関係市町と緊密に連携、協力をいたしまして、騒音調査体制の充実や騒音実態に即した対策の実施について、要望活動を行ってまいりたいと考えております。 そのほかのご質問に対しましては、教育長及び関係参与によりましてお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○副議長(鬼武利之) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(藤中理史) それでは、私のほうから2点目の、第2次柳井市集中改革プランの進捗状況についてお答えさせていただきます。 平成22年3月に、第2次柳井市行政改革大綱と第2次柳井市集中改革プランを策定しまして、5カ年の計画期間の中で行政改革の取り組みを行ってきたところでございます。 平成26年度が最終年度に当たりまして、柳井市行政改革推進本部におきまして5年間の総括として、その取り組みの内容を検証したところでございます。 検証しました内容につきまして、柳井市行政改革推進委員会にお諮りしまして、本年度所管の委員会に報告をさせていただき、9月にホームページに掲載したところでございます。 第1次、第2次行政改革大綱は、平成17年3月に総務省から出されました指針に基づきまして、経費の節減、組織・機構の見直し、定員管理の適正化など、いわゆる量的改革に主眼を置き実施した結果、職員数の削減、各種財政指標の改善などに効果があったところでもございます。 第2次集中改革プランの検証に当たりましては、5年間の取り組みの内容状況につきまして、事務事業の改善項目に進捗状況として、達成状況に応じた、A・B・C・Dの4段階の判定基準を設けまして、評価したところでございます。 第3次柳井市行政改革大綱に基づいた行動計画に向けまして、今後の取り扱いについても3段階の判定基準である継続・定着・終了も定めまして、進捗状況を整理し、公表したところでございます。 今後の人口減少、少子高齢化が進む中で、市民の皆様に最適なサービスを提供すること、公共施設やインフラの老朽化への対応など、今後の行政課題も山積みをしてるとこでございます。 第3次柳井市行政改革大綱の5カ年で取り組みます行動計画には、第2次集中改革プランの検証を踏まえまして、43の取組項目を定めたところでございます。 第3次行政改革大綱と行動計画では、これまでの人員削減等の「量的改革」から、職員の資質や組織力の向上、市民参加と協働による市政運営といった「質的改革」を中心に取り組む内容としたところでもございます。 取組項目それぞれについて、活動指標に基づき着実な推進に努めてまいりたいと考えております。 ○副議長(鬼武利之) 教育長。 ◎教育長(桑原眞) 質問の1の3の教育委員会の事務の点検及び評価について、お答えを申し上げます。 教育委員会の事務の点検及び評価につきましては、平成19年6月の「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正により、教育委員会は、毎年その権限に属する事務の管理及び執行状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、議会に提出するとともに、公表をしなければならないとされています。 そのため、教育委員会では、市民への説明責任を果たしつつ、効果的な教育行政を推進するため、毎年の教育委員会の事務事業について点検及び評価を行い、「教育委員会点検・評価報告書」として取りまとめ、9月定例会において報告するとともに、市のホームページ等に公表をしております。 点検及び評価の対象は、教育委員会の事務事業の内容、柳井市総合計画に掲げる具体的施策を構成する「平成26年度柳井市の教育」に掲載した事務事業を分類し、主要な政策的事務事業53項目といたしております。 事務事業の概要、実績、経費の執行状況、課題などの観点から点検及び評価を行うため、「事務事業点検・評価票」を作成し、教育委員会事務局が内部評価を行い、これを柳井市の教育に関し学識経験を有する者として委嘱した3人の委員に外部評価をお願いし、学識経験を有する者の知見の活用を図り、今後の教育行政の施策等の改善に資することとしています。 それぞれの事業は、ほとんどが継続性を持っている内容です。予算に反映できるのは、1年おくれということになりますが、細かい内容や一部の取り組みについては、その評価を受けて改善を図っているところです。以上です。 ○副議長(鬼武利之) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(藤中理史) それでは、4点目にございます平成26年度指定管理業務の評価について、私のほうからお答えさせていただきます。 指定管理者制度につきましては、民間事業の手法を活用することにより、管理に要する経費の削減、サービスの向上の効果のほか、地域活性化、指定管理者となった市民活動団体等の自立促進を促す視点から、積極的に制度の導入を図ってまいったところでございます。 平成26年度におきまして、市内17カ所の施設がこの指定管理者制度を導入しており、その指定管理業務が良好に実施されているか、市民サービスの向上が図られているか、また管理経費の収支状況が適正であるかなどの項目について、事業報告書や、利用者アンケートの結果表などに基づきまして、各施設ごとに管理担当部局が個別の項目について評価を行いまして、それを集計したものが総合評価となっているところでございます。 施設ごとの評価結果につきましては、平成21年度から昨年度までは総合評価のみの公表となっておりましたが、26年度からはご指摘もいただいたところでもございまして、個別項目の評価について、現在ホームページ等におきまして公表させていただいておりまして、新たに市民の皆様からご意見をいただくこととしておるとこでもございます。 公表しております評価表は、指定管理者に毎年度終了時、業務の実施状況、施設の利用状況、利用者の満足度等を記載した事業報告書の提出を求めるとともに、必要に応じて実地検査、聞き取り調査を行っておるとこでございます。 また、施設利用者に、施設の満足度に関するアンケート調査を実施させ、利用者からの苦情、要望等及びそれに対する指定管理者の対応方法や結果について、市へ報告を求めております。 これらの結果を踏まえまして、毎年度、指定管理者の業務が適正、的確に実施されているか、市民サービスの向上が図られているかを検証するとともに、指定管理者の取り組み意欲を高め、今後もよりよい指定管理者制度の運営を行うことを目的に、3段階の評価基準を設けまして、業務実施状況の評価を行ってるとこでございます。 この評価結果を踏まえまして、評価の低かった施設や、改善が必要とされた施設につきましては、指定管理者に対しまして必要な指示を行いますとともに、改善案の提示を求めるなど、業務の改善を図るように努力をしておるところでございます。 なお、施設の管理は複数年度の契約となっておりますことから、概ね指定管理者の更新、前年の秋ごろには、次期指定管理者の募集を行うこととなりますが、その際には毎年度の業務評価や実績、収支状況などを勘案して検討してるところでございます。 今後は、利用者の満足度の一層の向上を図るため、業務評価表の公表により、市民の皆様からいただいたご意見や指定管理業務評価結果に基づき、次期指定管理者の募集や施設の適正な管理が行われるように、指定管理者制度の運用に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長(鬼武利之) 総務課長。 ◎総務課長(日浦隆雄) それでは、私のほうから大きな2点目、航空機による騒音等につきまして、その1点目から4点目について、お答えをさせていただきます。 まず1点目の、騒音の受付状況についてでございます。本年6月までは、航空機の騒音・目撃情報につきまして、電話による受付のみを行っておりましたが、先ほど議員さんもご紹介のとおり、6月下旬から、メールフォームやファックスによる苦情の受付も開始したところでございます。 このメールフォームやファックスでの受付に関しましては、6月議会の中川議員さんのご提言を受けまして開始したものでございまして、大変貴重なご提言をありがとうございました。 今年度に入りまして、騒音に対する苦情が増加したことはこれまでも申し上げてまいりましたが、本市に寄せられたものを月別に申し上げますと、4月が47件、5月が11件、6月が4件、7月が15件、8月がゼロ件、9月が3件、10月が1件、11月がゼロ件で、合計81件となっております。 そのうち、メールフォームで寄せられたものは、7月の3件と9月の1件で合計4件、ファックスで寄せられたものは、7月のみで4件となっております。メールフォーム、ファックスの項目といたしましては、飛行日時、飛行時間、飛行方向等の15項目の情報を提供いただくこととしております。 情報につきましては、全ての項目について情報提供ができない場合でも送信できる仕組みとしておりますが、メールフォームやファックスでの情報の提供方法をよりわかりやすくするため、今後記入例を掲載することも検討してまいります。より多くの市民の皆様からの情報をお寄せいただきたいと考えております。 また、本市に寄せられた情報とは別に、本市の住民が直接中国四国防衛局や岩国防衛事務所に報告した件数は、4月から10月までの7カ月間で24件となっており、本市に寄せられたものと合わせますと、合計で105件となっております。 なお、市民から本市に寄せられた情報は、岩国防衛事務所を通じて国の機関、あるいは岩国基地報道部へ情報提供、申し入れを行っているとのことでございます。 次に、2点目の苦情の受付状況の公表につきましては、現在のところ実施しておりませんが、市民の皆様からいただいた情報を公表することは大変重要なことであり、市民の皆様に騒音に対する関心を高めていただくきっかけにもなると考えますので、今後は、苦情の件数や苦情の主な内容等について、ホームページや広報に定期的に掲載してまいりたいと思います。 市といたしましては、市民の皆様からいただいた貴重な情報を、国に対して的確に伝えるとともに、市民の皆様への情報提供にも努めてまいりたいと考えております。 続きまして、3点目の騒音測定器の設置についてでございます。航空機による騒音の測定は、防衛省設置のもので申し上げますと、岩国飛行場周辺をはじめ20カ所の測定地点があり、本市においても、宮岬地区において平成24年9月から測定が開始されております。 騒音の状況につきましては、70デシベル以上が5秒間継続することを騒音回数としてあらわしておりますが、平均いたしますと、1日につきまして、平成26年度は2回、今年度に入りましては、4月及び5月が3回でございましたが、6月から10月までは2回または1回となっております。 市としては、先ほどこれもご紹介がございましたが、市独自で騒音測定器を購入するための補正予算を9月議会で可決をいただきまして、11月30日に日積公民館の屋上に設置をいたしました。 設置費用は、精密騒音計のほか、波形収録プログラム、環境計測データ管理ソフトウェア、全天候ウインドスクリーンを含めまして約120万円でございます。 翌日の12月1日から測定を開始いたしまして、当面は60デシベル以上の騒音を録音する設定としております。その録音データを職員が聞き取りまして、航空機の騒音であるか否かを確認をし、その後、専用のプログラムで解析をすることによりまして、70デシベル以上が5秒間継続する騒音の回数及びその最大値を測定いたします。また、航空機騒音に係る新たな評価指標であるエルデン値を算出することも可能となっております。 測定結果につきましては、国に対して情報提供するとともに、市民の皆様へも公表する予定でございます。 なお、日積地区以外への増設についてのお尋ねでございますが、宮岬地区や今回設置いたしました日積地区の騒音データの動向、あるいは市民の皆様から寄せられる苦情や目撃情報の場所などを整理しながら、必要に応じて適切に判断してまいりたいと考えております。 最後に、4点目の騒音による健康被害調査についてでございます。9月議会で、川﨑議員さんへもお答えいたしましたが、本市において、また山口県内においても、これまでに航空機騒音による健康被害に関する情報は報告されておりません。 沖縄県においては、平成11年3月に「航空機騒音による健康への影響に関する調査報告書」を作成されておりますが、この調査は沖縄県が財団法人沖縄県公衆衛生協会に委託をいたしまして、さらに委託先の財団法人沖縄県公衆衛生協会が、県内外の専門家で構成する調査研究会を組織して行ったものでございます。 航空機騒音に係る環境基準は、1類型、これはもっぱら住居の用に供される地域でございますが、その地域でエルデン値で57デシベル以下、Ⅱ類型、これは1類型以外の地域であって、通常の生活を保全する必要がある地域でございます。その地域がエルデン値で62デシベル以下となっております。 山口県の環境白書によりますと、岩国飛行場周辺の航空機騒音の調査を岩国市内4カ所で行っておりますが、岩国基地の沖合移設事業が完了した平成22年度以降は、全ての調査地点において環境基準を達成していることが報告されております。 こうした状況の中で、山口県内においては、これまで航空機騒音による健康への影響に関する調査を行った事例はございません。また、市として、健康被害であるか否かの判断をすることは困難であると思われますので、本市独自に航空機騒音による健康への影響に関する調査を実施する予定はございません。 しかしながら、市といたしましては、市民の皆様が騒音に対して困っておられること、不快に感じておられることは十分に承知しておりますので、市民の皆様から寄せられた情報を国に対して的確に伝えるなど、騒音対策について適切に対応してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) 私の質問は10分。執行部の皆さん、30分ご苦労さまでございました。 皆さん、いろいろな試験を受けられてこの地位に上り詰められたと思いますが、その試験では、必ず質問者の意図するところにきちっと答えてこられたと思います。私のほうもぜひそうしていただきたかったんです。 それから、なぜこういうことを言うかというと、ここは議論の場ですからもっと一生懸命議論をして、市の行政について意見を戦わせたいと思うからやってるんですけども、説明に終始されて議論の時間がなくなるじゃないですか。それはそれとして、次回は、もう少し私の一般質問に対して、私だけじゃないんですけど、きちんとしたお答えを、的確なお答えをいただきたいと思います。 さっきも言ったんですけど、もう何回もこの話は聞いてるんで、同じ話を今回もまた聞かせてもらって、非常によく勉強になって頭にもよく入って、ますます私も理論武装ができました。 それでまず、市長の、評価に対するご答弁なんですが、各部署で各々それぞれの評価をやると、評価というか評価に類したものをやっていきますということで、今後、評価をやっていくということに対するお答えだったと思います。全体的な国のガイドラインで言いますと、事務事業評価をやって施策評価をやって政策評価をやる。これはもう、平成17年に出された政策評価の実施に関するガイドラインというもので、ほぼ国のほうでは決めてあります。 それから、総合政策部長にはお知らせしたんですが、周南市は政策評価をきっちりやっておられますよということで、総合政策部長には勉強していただいていると思います。それから、同じように山陽小野田市もやられております。周南市も山陽小野田市もやられているのは、事務事業評価、施策評価、政策評価なんです。 周南市の話を少しさせていただきますと、周南市の場合は、これに対して、議員もその評価結果に対して別評価をして突き合わせているわけです。それで、これはちょっと議会の問題にもなってくるんですが、その議会から出た評価に対してもまた、執行部のほうで回答を寄せられていると。非常にうまくできたシステムを使われていると思います。 時間がないんで、余りごちゃごちゃと質問はしません。それで、非常にショッキングなデータを発見しましたので、これは市の方はご存じだと思いますが、少しお伺いさせていただきます。 日経新聞社が、多分、平成13年に全国の市区にインターネットを通じてアンケートをされた調査だと思うのですが、それを平成14年度に、全国市区経営革新調査という形で公表されております。発表されております。多分、市も回答されてるのでご承知だと思います。 その結果を見ますと、非常に残念なのは、効率化、活性化度という項目があるんですけど、そこでは行政評価システムの導入の有無、同システムの評価対象、同システムの数値指標の有無、行政評価結果の組織改正、人事への反映の有無、行政評価結果を予算編成に反映させているか、そういうふうなことがこの調査結果として、日本経済新聞社がこれを数値化して出されておるわけです。 それによりますと、この行政評価というものを含んでいるところの効率化、活性度というところが柳井市は実に、偏差値でいうと40から35。ついでですから申し上げますけど、日本経済新聞社がやられてるのはどういうことを調査されているかというと、透明度、効率化、活性度、市民参加度、利便度ということなんです。 それで、そこで総合順位がついているんですが、回答された784市と区ですが、区というのは東京の千代田区とか新宿区とか、広島の西区、東区、そういうとこだと思うのですけど、784市区が回答されて、柳井市はなんと684位。総合偏差値が39.32。総合評価というのがCC。CCっていうのは、偏差値45から35に当たるところなのですけど、皆さん偏差値って、ご承知だと思うのですけれども、よく言われるのは、入試で使われます。それで、偏差値40以下っていうのは、大学入試でいけばどういう位置にあるのかというのは、ほぼご存じだと思います。 結果として、これを見ると、やっぱり柳井市は、日経新聞社によれば、評価は、全然とは言わないけども、日本の全国の市区の中でも、やってないに近いところなんです。それで、この調査を柳井市で見ると今の結果なのですけれども、山陽小野田市、これは評価やられてますけど、透明化、活性化度っていうのはBB。これは50%台。だから、平均以上なのです。周南市に至ってはAですから、これは60%以上です。そういうふうに、きちんとした評価をされてる。 もう一つ申し上げると、総合順位も山陽小野田市は228位、周南市は236位です。だから、きちんと評価をやられているところは、全体的な市の革新度が高い。経営革新度が高いということになるわけです。だから、それをやってない柳井市は、いかに低いかということをこのデータは物語っていると思います。 市長、いかがですか。多分このアンケートの時に、市長はいらしたと思うのですけど、そして684位です。この結果については、いかがお考えですか。 ○副議長(鬼武利之) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 私がお聞きしたのは、平成13年、14年とおっしゃいましたから、その当時は、私はまだ在職していませんが、いずれにしても、その調査について、大変申しわけないのですけども、私自身、全くその内容、中身も含めて、手元にもありませんし、承知をしておりませんので、何ともお答えしようがないというお答えになってしますことをご了承いただければと思います。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) 済みません。意図的に言ったわけではないのですけど、平成ではございません。西暦です。2013年にやられてるはずです。 ○副議長(鬼武利之) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 日本経済新聞社の調査も含めて、実に市には様々な調査がきます。また直接、私自身が目を通すもの、通さないものもある中で、その調査に対しては、大変申し訳ございませんが、今時点、記憶が定かでないと。加えて、その調査自体、どういったものであるか、どういった項目についてそういった評価をされているのかといったことも含めて、何ともお答えしようがないということで、ご理解いただければと思います。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) それはわかるのですが、684位というのをどうお考えですか。後から100番目というのは、柳井市として、どういうふうにお考えになりますか、ということで、例えば、もっと上に上げたいというなら、上げたいというお答えでいいと思うのです。 ○副議長(鬼武利之) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 繰り返しになりますが、その調査の中身も知らない中で、漠然とその数字が出てきて、それに対して低い、高いも何も、その調査自体、どういうものが行われているかということが、私わからないわけですから、この場で無責任に、それが順位として見れば、低いから、柳井市はだめだというようなことは、申し上げるつもりはないということで、ご理解いただければと思います。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) 市長は、先ほどから、知らない、覚えてない、記憶にないとおっしゃいますけど、それで市長が務まりますか。こんなこと言ったら申しわけないのだけど。 そんなことを言えば、何でも答えは、記憶にない、申しわけない、知らない。それで済ましてしまわれるおつもりですか。 ○副議長(鬼武利之) 市長。 ◎市長(井原健太郎) 決して、今までもそういった形で済ましてきたというつもりはないわけでありますが、やはり、しっかりとした議論をさせていただくには、この議会でも、事前にそういったものをお示しをいただいたり、通告をいただいたりして、議論を深めていこうという制度になっておるわけでありますから、唐突に2013年、14年、数年前とはいえ、本当に今、どういう状況であったかということは、私自身、今、明確にこうであったということを申し上げるだけの認識がないわけでありますから、そこはそもそもの仕組みとして、議員にも深くご理解をいただきたいというふうに思います。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) では、申し上げますが、これは、本調査は日経リサーチの協力を得て昨年、2013年だと思うのですが、11月8日から12月13日にかけて実施。761市と東京23区の合計784市から回答を得たって書いてあるのです。 質問事項が、物すごくいっぱいあるので、これは一人では、絶対回答できないはずなんです。だから、相当な努力が要ったと思うのですが、それもご記憶にないというのは、ちょっと私は信用できません。これは、もう、このままにします。終わりにします。 時間がないので、とりあえず幾つかやります。 まず、指定管理の評価についてお伺いします。月性記念館ですが、平成26年度の指定管理結果、入場者数1,122人、指定管理料212万円、入場者1人を得るために1,889円かかっています。同様の施設であるやない西蔵は2万1,283人に対して431万4,000円。1人当たり202.7円です。 1,889円という結果は非常に、私は、1人を呼ぶには高いお金だと思うのですけれども、これでも、指定管理の評価は、Aなんです。その辺の判断は、いかがですか。 ○副議長(鬼武利之) 教育部長。 ◎教育部長(木元健二) 確かに、おっしゃるとおり、入場者単価で比べますとそういうことでございますが、施設の性格といいますか、それが違いますので、月性記念館の、このコストで一概に指定管理者の努力が足りないというふうなことは、言えないというふうに、私どもは思っております。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) では、1人当り1,887円使われるのは、内容的に、どういうふうに、どれだけ使われて、人件費が幾らとかいろいろあると思うのですけれども、その内訳はどうなのですか。もちろん結果は出ています。だけど、1人呼ぶのに対して1,887円。その中で、何に幾らかかっているか。わかれば、教えてください。 ○副議長(鬼武利之) 教育部長。 ◎教育部長(木元健二) これは、指定管理者の評価表のほうにも出ておりますが、これもひとつひとつ申し上げたのでよろしいでしょうか。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) いいです。それしかできないのでしょうから。 ○副議長(鬼武利之) 教育部長。 ◎教育部長(木元健二) それでは、申し上げます。 まず、賃金でございますが、142万3,380円、消耗品費2万8,017円、光熱水費14万3,217円、修繕費3,240円、通信費7万5,889円、委託費32万4,000円、広告宣伝費27万7,899円、保険料5,000円で、合計で228万642円でございます。このうち、指定管理料が212万円というふうになっておりまして、入館料は17万2,050円ということでございます。
    ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) 今、わざわざ発表していただいたのですけども、それで効率的な運営だとお考えですか。 ○副議長(鬼武利之) 教育部長。 ◎教育部長(木元健二) 先ほど申し上げましたように、月性展示館は、月性先生の資料を展示するのが目的でございますので、展示館の性格上、要は、休館日以外は人を置きまして、開館して、お客様の来場を待っているという施設でございますので、最低限の人の配置ということがありますので、これはなかなか難しい評価でございますが、私どもとしては、費用対効果という意味では、決して非効率というふうなことには、考えておりません。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) もっと突っ込んだ議論をしたいのですけど、時間がないので次にいきます。 ウェルネスパークの指定管理業務評価はA。協定書、事業計画書等に規定した業務内容が適切に実施されている。教育委員会点検評価はB、事務事業の進め方に改善等はあるものの、おおむね8割程度、目的を達成できた。一見すると、どちらもいいようにもとれるのですけど、「適切である」のと「おおむね」というので、これはちょっと差があると思うのですけど、どうしてこうした差が、教育委員会と指定管理の表で、総合政策部で差が出るのですか。 ○副議長(鬼武利之) 教育部長。 ◎教育部長(木元健二) まず、誤解があるようでございますが、指定管理の評価のほうは、指定管理のみの評価でございます。教育委員会の点検・評価は指定管理を含めたウェルネスパークの管理運営事業でございますので、当然のことながら、ウェルネスパークのほうは、市としましては、施設の老朽化等もございますので、Bというふうな評価をつけております。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) 時間がないので、評価についてはこれぐらいにします。また改めて質問をさせてもらいますので、次回は積極的な議論を望みます。 次に、騒音問題ですが、先般、岩国騒音訴訟というのがありまして、周辺住民には、騒音被害があるという、騒音に対して迷惑かけているという判決がくだされております。総務課長、それでも、やっぱり山口県では、騒音被害がないいうふうにお答えになりますか。 ○副議長(鬼武利之) 総務課長。 ◎総務課長(日浦隆雄) 確かに、岩国の訴訟では、そういった判決が出ておりますが、山口県にも確認をいたしまして、健康被害、そういう報告がなされていないということでございます。以上でございます。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) では、最後にしますが、私が質問してから、少しは進捗あったかなと思いますが、先ほど市長もご答弁になりましたけれども、総務課長かな、ご答弁になりましたけれども、市町関連自治体と一緒になってやって、例えば、オスプレイの運行について報告を受けたというふうにお答えになっていますけれども、そのとおりですか。 ○副議長(鬼武利之) 市長。 ◎市長(井原健太郎) その部分は、先ほど私のほうからお答えをさせていただいております。この協議会の中で、オスプレイに係る情報提供を柳井市として要望をして、それが実現をして、情報提供されるようになったということは、事実でございます。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) 実は12月2日から18日までだったと思ったのですが、沖縄でやる訓練をグアム島でやりますとのことで、岩国からグアムに飛行機が行っているのですけども、それについての報告はお受けになっていますか。 ○副議長(鬼武利之) 総務課長。 ◎総務課長(日浦隆雄) オスプレイ情報につきましては、昨日何件か入っておりましたが、それは、沖縄でのことではなかったように。今、議員さんがおっしゃる分は、ちょっと私、記憶にございません。 ○副議長(鬼武利之) 中川議員。 ◆議員(中川隆志) 防衛庁から、あるいは在日米軍から、そういう報告を柳井市がもらいましたかということをお伺いしたいのです。 ○副議長(鬼武利之) 総務課長。 ◎総務課長(日浦隆雄) オスプレイ情報につきましては、中国四国防衛局から、私ども危機管理室のほうに、メールで情報が提供をされております。以上でございます。 ○副議長(鬼武利之) 以上で、中川議員の一般質問を終わります。 ○副議長(鬼武利之) 午後2時10分まで休憩といたします。午後2時00分休憩                              午後2時10分再開〔議長交代〕 ○議長(中次俊郎)  休憩を閉じて、一般質問を続けます。次の質問者、光野議員。〔光野惠美子登壇〕 ◆議員(光野惠美子) 日本共産党の光野惠美子でございます。 まずはじめに、いじめ問題についてお尋ねいたします。 今年7月に、岩手県矢巾町立中学2年生の男子生徒が、いじめを苦に列車に飛び込み、自ら命を絶った問題を重く受けとめた文部科学省は、全国の小・中・高校のいじめの認知件数の再調査を求めました。その結果、2014年度に認知したいじめの件数が、約3万件も増加いたしました。再調査をしなければ上がってこなかった項目について、見過ごされていた軽微ないじめの問題点が指摘されています。柳井市のいじめの状況と対応と、あわせて不登校の現状と対応をお尋ねいたします。 次に、伊方原発再稼働の問題についてお尋ねいたします。 安倍政権は、2030年度の電源構成は、原発に22%から20%依存する計画を正式に決め、九州電力川内原発再稼働に続き、四国電力伊方原発再稼働を推し進めています。私は、2011年3月11日の東京電力福島第1原発の大事故から5年が経とうとしていますが、未だに、終息の見通しが立たず、原発事故により仕事も生活も根こそぎ奪われ、故郷がなくなり、住みなれた故郷に帰れない被害者の方は、10万人を超え、未だに、避難生活を強いられている中、再稼働を急ぐべきではないという世論は、圧倒的です。安全も保障せず、必要でもない原発再稼働は、撤回し、原発ゼロに進むことこそ被災者と国民にこたえる道だという立場で、質問をさせていただきます。 今まで原発について、いろいろな問題が浮上するたびに、質問をさせていただいておりますが、市長は、「国策であり、柳井市長の立場から言えることは、国のエネルギー政策の見直す作業の行方を注視し、情報の収集に努め、状況の分析を行ってまいりたい。」と答弁されています。柳井市民の暮らしと、安全と命を守る最高責任者である市長として、伊方原発再稼働について、国の政策の見直し作業の情報について、何を収集されているのでしょうか。またどのように分析され、柳井市民のためにどう対処されていかれるのでしょうか。伊方原発再稼働についての見解を合わせてお尋ねいたします。 以上で質問は終りますが、ご答弁によりましては、再質問させていただきます。〔光野惠美子降壇〕 ○議長(中次俊郎)  市長。〔市長登壇〕 ◎市長(井原健太郎) それでは、光野議員のご質問に対して、お答えをさせていただきます。 2点目の伊方原発再稼働問題についてから、ご答弁させていただきます。 伊方原子力発電所につきましては、光野議員さんからは、これまでもご質問をいただいておりまして、その都度、ご回答申し上げておるわけでありますが、まあ、一部重複する回答となる部分もあろうかというふうには思いますが、現状を踏まえ、改めてご答弁をさせていただければというふうに思います。 まず、伊方原子力発電所の再稼働につきましては、3号機のプルサーマルという設備方式も含め、原子力規制委員会の審査や、国民的議論を経て、国の責任において取り扱われるべきもの、判断されるべきものであるというふうに認識をいたしております。 先般、10月6日の原子力防災会議におきまして、安倍総理は、「再稼働を推進する責任は政府にある。万が一、災害になってしまうような事態が生じた場合、国民の生命、身体や財産を守ることは、政府の重大な責務であり、責任を持って対処する。」というふうに述べられておりまして、同月の26日には、愛媛県知事が、3号機の再稼働に同意をされたということでございます。 今後とも、安全性を確実に確保され、市民の安心につながるよう、引き続き関係施策等を注視し、情報収集に努めてまいりたいと考えております。 また、先般11月8日と9日に、国・県・市町の関係機関、住民等の約1万5,000人が参加された伊方原発における、地震発生の過酷事故を想定した「原子力総合防災訓練」が行われております。 山口県内では、上関町八島と、本土側公民館を会場に約200人が参加をされ、本部運営や、住民への情報伝達、屋内退避、救護所の設置運営、避難者のスクリーニング検査、除染手順の確認等の訓練と、放射線に関する講演会が行われておりまして、本市からは、危機管理室から2名と、健康増進課から1名の職員が視察を行っております。 離島という立地条件や、県域を越えた訓練ということで、留意すべきところもあったようでございますけれども、この訓練自体は、滞りなく終了し、参加いたしました職員からも、有意義な訓練であったというふうに聞いております。 さて、本市は、伊方原発から距離が30kmを超えることから、緊急時に防護措置を準備する区域、いわゆる略称UPZに該当しないため、今回の訓練における参加団体には入っていないということではございますが、平郡島だけではなく、隣接する自治体として地震や津波、土砂災害と同様、原子力災害への対応にも、状況に応じた対策が必要であることは、十分認識をいたしております。 その中でも、放射能という、他の災害とは異なる特性に鑑み、平成24年度と25年度におきましては、県主催による検査技術者研修、この内容といたしましては、放射線の基礎知識や、放射線量を図るサーベイメータの使い方を習うということでございますが、これに合わせて、4名の職員が受講をしておるということでございます。 また、公益財団法人原子力安全技術センターが主催をされましたモニタリング実務研修には、平成25年度と26年度に、各2名の職員が受講をいたしております。 この研修では、放射線の基礎知識と共に、放射性物質の濃度測定実習、緊急時モニタニング演習などについて学んでおりますけれども、仮に、原子力災害に至る事態に発展した場合には、県及び市町村は、国の統括のもと連携をして、緊急時モニタリングを実施することとなりますので、この研修受講者は、その測定要員として力を発揮するということとなります。 また、本年8月26日に改定をされました原子力災害対策指針におきましても、改めて示されているところでございますが、全電源喪失といった全面緊急事態が発生をいたしました場合、放射性物質の放出前では、平郡島を含めた本市のようなおおむね30km付近以遠の市町村の防護措置は、プラントの状況悪化といった場合を除き、通常住民の方には、屋内退避を呼びかけることとなります。 あわせて、その後の住民行動の参考情報となる汚染範囲の特定を図るため、オフサイトセンターからの情報や、既設の放射線モニタリングポストからの情報、さらには、職員による緊急時モニタリングの結果を踏まえ、適宜正確な情報の提供に努めていくこととなります。 不安を抱えておられる住民に対し、職員が正しく知識の共有を図るためにも、今後もサーベイメータの取り扱い、スクリーニングといった防護措置に係る知識、技能の向上のために、こういった関係する研修には、積極的に参加、受講を促して行きたいと考えております。 最後に、これは、私自身のことにもなりますけれども、原子力災害に限らず、様々な災害等の危機事態におきまして、市町村が初動対応を適切に行うためには、トップである市町村長、つまりは私の判断や行動が、極めて重要となってまいります。 平成24年7月に、千葉県の市町村職員中央研究所で行われました、市町村長防災特別セミナーにおきまして、拝聴をいたしました宮城県南三陸町長さんによる被災実態のお話や、岩手県釜石市の多くの子どもたちを救ったと言われる群馬大学の片田先生のお話などは、今でも心に強く残っております。 また、本年6月に東京で開催をされました全国防災危機管理トップセミナーにおきまして拝聴いたしました新潟県見附市、こちらは、平成16年に大水害に見舞われた町でございますけれども、そこで手腕を発揮された市長さんや、東日本大震災で被災されました宮城県気仙沼市長さんのお話など、直接お伺いするということで、こういった場を積み重ねることによりまして、改めてトップとしての責任の重さというものを感じております。 同時に、災害は、どこの市町村でも起こっても不思議ではない、起こり得ると。また、切迫感の強い危惧を感じるわけであります。そういった中、先日は、これは山根西自治会が隔年でやっておられますが、今年が3回目ということで、避難訓練を見学をさせていただきました。当日は、朝早くから幅広い年齢構成の方々が、迅速、安全に避難される姿を直接に拝見をさせていただきました。防災のことにつきましても、自らの力で、熱心に、地域力をアップすることを図っておられ、こうった取り組みの積み重ねというものが、本市全体のレベルアップにつながるところでございまして、改めて、市民、行政が一緒に安心・安全をつくり上げて行くことの大切さを教えていただいたところでございます。こういった努力を重ねておられる方々に負けないように、今後とも、私も含めました職員の知識、技能を研さんする機会を積極的に捉まえつつ、国・県・関係市町・機関等との連携を図ることで、組織として地域としてのレベルの向上に努めてまいりたい。これを、営々を継続をしてまいりたいというふうに考えております。 1点目のご質問、いじめ問題につきましては、教育長からお答えをさせていただきたいと思います。〔市長降壇〕 ○議長(中次俊郎)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 1番目のいじめ問題についてのご質問にご回答申し上げます。 本市においても、改めて8月21日に再調査を行いました。その結果、柳井市の追加は2件あり、合計16件を報告したところです。追加の2件については、直ぐに解決にいたった軽微な内容でありました。16件という数は、国が1,000人当たり13.7件に対して、柳井市は6.7件と大きく下回っています。内容についても、小学校では、ひやかしやからかい、中学校では、無視をするといったものが多く、いずれも、教職員等の指導により改善が図られ、ほとんどが解決にいたっています。また、各学校では、全ての教職員が、いじめ問題について研修を行うとともに、道徳や学級活動等でいじめ問題を取り上げ、指導を行っております。 しかし、最も大切なことは、教師と児童・生徒との心のつながりであり、子ども同士の人間関係だと思います。週1回のアンケートや生活ノートを通じてつながりを強めたり、学級集団づくりとして、様々な活動を取り組んだり等、心のつながりを強める手だてを重点的に行うよう指導をしてきたところです。これからも、心の交流を大切にし、安心して登校できる環境を整えて行くよう努めてまいります。 不登校につきましては、国の発生件数が、1,000人当たり12.1件に対して、柳井市は2.9件と大きく下回っています。柳井市では、登校するのが難しい児童・生徒のために、適応指導教室、しなやかスクールを設置し、学校と連携しながら適切な就学ができるよう支援をしています。 また、市教委の指導主事や、関係機関の方を交えて、一人一人についてのケース検討会議を熱心に行い、個に応じた支援策を図っています。これからも、各学校において児童・生徒の心の交流や、家庭との連携を十分に行うとともに、小中連携によるきめ細かな指導や、スクール・コミュニティーによる魅力ある学校づくりを進めることで、明日も行きたくなる、楽しい学舎を創造してまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) ご答弁、ありがとうございました。 いじめ問題のほうから、再質問させていただきます。 まず、文部科学省が、数字の再調査をすることによって、数字がぽんと前に出てしまって、件数が多いところは、ちょっと注意しなくてはいけないみたいな傾向が見えるんですが、文部科学省も言っていますが、数字ではなくて、今回の矢巾町のいじめの問題は、訴えていた生徒の思いがどこにあったのか、どうしてその生徒の命を助けることができなかったのか、そこに視点を置いて調べることも大事だとも言っています。 ですから、件数のことを今、聞いて、何件で下回っているから安心という回答は、私としては、ちょっと的外れで、それよりは、先ほど言われてましたように、心の交流をするとか、また連携をしながらやって行きたいと思っているとか、明日も安心して学校に行きたくなるような学校づくりにしたいという、大まかな言葉で答弁されましたけれども、そういう内容のほうを、聞きたかったので、少し再質問させていただきます。 今、柳井市は、柳井市教育振興基本計画をつくられるためにいろいろと会議も開きながらやってらっしゃいまして、そのためのアンケートも全戸配布のアンケートを取ってらっしゃいます。私も資料としていただいて内容を見ますと、いじめ防止についての取り組みというか、アンケートについて、いじめ防止はとっても大切なものなんだけども、満足度は100%と言えないところが、普通より低いという状態にあります。そして、不登校対策は、余り重要視されている感覚はないんですが、同じように、ちょっと満足度も平均より下がっているということが、見えてまいっていました。 今後とも会議の中でいろいろと状況について協議をされて、何をなすべきかについてやって行っていただけると、指導教育等、いろいろなものでやっていただけると、生徒・指導の充実に入れて行かなければいけないというふうに思ってらっしゃるのかと思って見てみますと、平成25年度には、柳井市いじめ防止基本方針を設定し、いじめの未然防止、早期発見、早期対応に努めてきました。25年度、児童・生徒の問題的行動生徒指導の諸問題に関する調査によると、児童・生徒1,000人当たりの暴力行為といじめの認知件数、不登校生徒数値等々が県の数値を下回っています。ここも、やっぱり数値が下回っているということになっていますが、これから、しかし一層の生徒指導や教育相談の充実に努める必要がありますというふうに、結んであります。そして、居心地のいい、温かい学校、学級づくりや、学校、家庭、地域の連帯を強化を通して、個人の個を生かす生徒指導や、教育相談の充実を図ります。そして、その取り組みとしても、いろいろと書いてあります。カウンセリングとか、いろいろ書いてありますが、これについて、どのような対応がされているのかというのは、これを読めばいいんですけど、こういう計画になりますと、一般的なことになってしまうので、何が一番大事だというふうに、いろいろな意見が出てきていると思うのですが、会議の中で、そこら辺をちょっと、私も議事録みたいなの見せてもらってますので、わかるんですが、教育長さん、いじめの問題で学校でいじめ問題を一番初めに察知をして、相談に乗られるというのは、どういう方々だと思いますか。 ○議長(中次俊郎)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) いじめの発見と言いますか、認知とか、文科省では言いますが、認知をするのは、一番身近な担任の先生とか、授業に行かれる方とかが、認知をされるということになろうかと思います。 今、週1回のアンケートをしております。ただ、このアンケートにつきましては、いじめについての調査というような形ではなくて、生活調査とか、今日一日楽しかったですかとか、そういう中にいじめの芽がないかということを発見するような形でのアンケートになっておりまして、それは、学校でいろいろ工夫して、学校によってはノートに書かしたり、紙で配って毎週回収したりとかやっておられます。 それから、認知については、もしもそのアンケートとか、担任の先生が何かおかしいなと思った時に、どういう段取りになるのかというと、まず教育相談の担当の先生に相談して、ケース検討会議をして、状況について確認するとか、ほかの先生方にも聞いてみて情報を集めて整理をして、全体的な会議を開いたほうがいいということになれば、ケース検討会議を開きます。ケース検討会議も、教育委員会の指導主事に参加していただいたほうがいい場合は、招聘します。それから、関係機関、児童相談所等は、かなりいじめが深刻な場合に呼ぶと思いますが、指導主事とか、市の福祉の相談員の方を呼んで話をしたりとかのケース検討会議をしまして、子どもたちをしっかり見て、毎日楽しく行けるような形を学校ではとっております。以上でございます。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) ありがとうございます。 そういう、一つ一つの流れ、こういうふうに対応して行きます。という答弁が本当はほしかったんです。そうでないと、先ほどの答弁であれば、件数だけのことになってしまいますし、柳井市は大丈夫ですというだけで終わってしまうのです。柳井市が大丈夫なのは、今回の件数に対して、件数では大丈夫だと出てますが、いじめというのは、その時、その時によって、また、環境によって、日々変化をしていくというくせ者なところがあるんです。だからこそ、生徒たちが、ああ嫌だな、嫌になっちゃったなというふうな思いから、いじめが始まったり、けんかが始まる。軽い、軽微的な事項でしたと先ほど言われたんですけども、それの積み重ねが段々と、芽をつけて、深くなって、追い込んで行って、自らが命を絶ってしまうという状況が、今、問題視されています。 私がちょっと調べましたが、あんまり、これを調べてていい思いはしなかったんですが、矢巾町の校長先生のいじめの判断とした事例。それは、生徒が先生に何回も、いじめられてるよということを訴えて、帳面にも書いて出してたのに、先生の方が認識してなかった。先生の方は頑張れ、頑張れと言うだけで、本当にこの子の心の痛みが感知できなかった。結局は、自分で命を絶ってしまったわけです。訴えや、死ぬシグナルがあった時に、なぜ全教員で情報を共有できなかったのか、なぜ命を救えなかったのかと考えた時に、こういうふうな、いじめっていう事例が、給食準備中に多目的ホールで教科書を投げつけられたとか、この学校はですね、休み時間、机に頭を押さえつけられたり、消しゴムをぶつけられたことからトラブルが発生して、腕をつねり、けんかになったとか、朝の会の時に、複数回くすぐるなどのからかい、わざと列に入らせないように困らせていた、掃除の時には間違ったふりをしてほうきをぶつけていた、1年生の時に、運動部内で嫌がらせがあって、本人が泣き、保護者からも問い合わせがあったけども、結局はそのままにされてしまって、この自殺という不幸な状態を招きました。 やはり、職場の環境、いつも安定した職場の環境、また、先生の取り組み方。これは、先生の個人、一教員の問題ではないと、私は思います。そこで、よく先生のことで言われているのですが、平成26年6月26日の朝日新聞の記事の中に、日本の先生は自信が最低となっています。自信が持てないということです。中学校の先生の1週間の勤務時間が、平均が53.9時間で、20時間ぐらいの残業している、こういう情況は、問題ではないかということは言われています。教育長さんは、その点についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中次俊郎)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 職場の雰囲気と言いますか、職員室の雰囲気と先生方の多忙化のことでよろしいでしょうか。 今、私が、最近特に校長先生方等に言っていることは、楽しい学校をつくってくださいと、やっぱり子どもにとって楽しい学校でないと学校ではないんです。楽しい学校はイコール先生方も楽しいと、職員室も楽しいと、和気あいあいとした中で子どものために一生懸命務めるということが、とても重要ですと、そういう意味で、先生方がチームとして和を持って、やっていくような雰囲気をつくってくださいと、いうことを一番に言っております。 私の知る限りでは、15校ありますけども、職員室はみな明るくて、和気あいあいとして、先生方一生懸命、いい雰囲気で仕事をされているんじゃないかなと思っております。 それから、多忙化の問題につきましては、大きな問題です。今、100時間を超えたらとかいうことで、100時間を一応目安にしてますけども、今、50時間と言われましたけれど、多忙でなかなか仕事が終わらなくて、残ってらっしゃる先生方多いんで、この辺についてはとても苦慮しております。 先月の校長会で、この多忙化についての話し合いを行いまして、先生方の多忙化をいかに解消したらいいかということで、授業の見直しとか、スリム化をどう図って行ったらいいかというようなことも、話し合いをしております。できるだけ環境をつくってくださいと、そのことが楽しい学校につながりますということで話もしております。 それから、柳井市の教育委員会としましても、文書を送付する場合は本当に必要なものかを1回チェックして、流さなくても教育委員会で対応できるものは教育委員会で対応すると。教育委員会から現場に出すのも、なるべくアンケートとかはしないと、それから、文書もメールで、メールのかがみとかつけないで、そのものをメールで送っていただくように、スリム化を図るように努力しております。先生の多忙化については、一緒に解決をしていかなければいけない問題だと思っておりますので、それぞれの校長先生方と面談したり、訪問したりしてお話を聞きながら、そのことについて、大きな課題として対応して参りたいと思っております。以上でございます。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) 校長会での教育長さんの言葉を聞かれて、楽しく、いい学校づくりっていうものを、直ぐに、ああ、ああいうことなんだなと、熟知して行動に移られているとお考えですか。 校長先生の立場で楽しい学校づくりというのは、どういうことがあれば楽しい学校づくりといえるんでしょうか。 ○議長(中次俊郎)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 教師にとっては、やりがいがあり、仕事がいのある学校が楽しいという学校だと思っております。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) 教育長とこういうふうなことを議論することは、ちょっと私はやりたくないんですけども、やりがいのある仕事、本当にみんな働いている人は、自分がやりがいのある仕事ができた時が、本当に楽しいし、できなかった時は、落ち込むと思います。でも、やりがいのある仕事っていうのを、先生たちが自分たちでこういうことをやっていって、やって行きたいなということを、いろいろ模索されながら、話し合いをされながら、授業を展開されたりとか、いろいろやってらっしゃいますよね、今もね。だから、そういうことの中での評価等々がついて回るっていうことで、いい面と、負担になってらっしゃる面とあるんですよ。で、私がなぜこういう話をしたかと言いますと、楽しい学校づくりという標目みたいなものを言われて、それで納得できる人と、それでなおさら負担になるタイプとあると思います。また、評価があることによって、自分たちの時間が、また、それを提出したりとか、いろいろやることがあって、もう100時間とか時間の問題ではなく、多忙過ぎる状況は先生達にとっては大きな問題だと思います。なぜかと言うと、子どもたちに対する目が配られない時もあると思うのですね。子どもたちからのシグナルをぱっと受けとめることが、なかなかできないっていうつらさもあると思うのです。それは、先生からも聞きますし、今回の事件では、それが一番の原因になってました。学校現場の環境づくりは、やはり、先生たちの子どもに対する接しかたひとつで全然変わってくると思います。子どもたちと先生がゆとりを持って接して話ができて、問題を解決できるような環境づくりをやっていただきたい。先ほどは、からかいとか何とかっていうのは、先生がちゃんと指導して解決しましたとおっしゃったので、そういうふうな体制づくりはなさっているかと思いますが、先ほども言いましたけども、いじめというのは、その時、その時、毎年、毎年入ってくる子どもたち、そして、毎年、毎年、何かが起こった時から始まり、その根が深まると、小学校では片付かなく、中学校になった時に発生するとか、いろいろなパターンがあります。そういうふうなところを今後、摘みとっていかなければいけないんじゃないかという指摘もされていますので、その点をやっていただきたいと思いますが、教育長さんのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(中次俊郎)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 教員にとって、子どもと向き合う時間をできるだけ増やすということは、もう何年も前から言っておりまして、子どもと向き合う時間の確保ということで、県も国も、確保するために教員を増やしてくださいとか、いろいろなことをやっております。教育公務員としてやるべきことは、たくさんありますので、なかなか定時に帰る、例えば、5時に帰るということは、なかなか、後の宿題を見たり、残務整理とか、次の日の準備とか含めたらですね、なかなか難しいことが多ゆうございます。その辺は、上手に先生方が支え合って、助け合って、ある先生が今日は帰らないと思ったら、ほかの人がカバーするとか、そういう教職員の雰囲気というか、組織がとても重要と思うので、お互いが支え合うというような学校をつくって行くということが、一番大事と思っております。そういう面での楽しい学校をつくらなきゃいけないと。これが一番学校にとって楽しい、重要なことだということは認識しておりますので、業務改善等含めて、また校長先生、先生方とも話をして、いい学校をつくって行きたいと思っております。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) ありがとうございます。先ほど、メールのやり方も簡素化したり、やり方を考えられながら対応しておられることを聞いて安心しました。 いじめの問題は、事件が起きてからではなくて、本当に、その時、その時に心を痛める生徒たちがいて、それが自殺にはいかなかったけれども、もうそれから、学校に行くのが嫌になってしまうという状況にだんだん流れて行くと思うのです。そういうふうな状況にならないためにも、学校の環境づくり、市の教育委員会からの指導という形ではなく、心の豊かさ等々を教育現場に普及するようなやり方を考えてやってくださると思いますので、その点はよろしくお願いいたします。 先ほども言いましたが、いじめから不登校になるケースもあります。不登校は勉強ができなくてついていけないから、学校に行きたくなくなったというケースもあります。いろいろなケースがあると思うのですが、先ほど不登校の割合は平均を下回ってますし、就学の取り組みをしてくださっているということですが、それだけでは、解決できないというケース等々はありませんか。 ○議長(中次俊郎)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 不登校については、それぞれ個々の状況が違っておりまして、なかなか難しいことが多ゆうございます。今日も朝9時から校長会があって、少し私もお話したのですが、昨日も生徒指導主任会議があって、いじめ、不登校のことについて、集まって研修しました。 不登校については、一人一人状況が違うんです。一人一人に応じた支援策を考えるということが重要ですので、それを学校で組織的にやってくださいと、教育委員会もまいりますということでお話しました。若干、今、増加傾向にもありますので、教育委員会内としても、3学期に、学校に行ってケース検討会議を教育委員会も交えてしなくてはいけないということを話しておりますので、一人一人に応じた支援策を考えてまいりたいと思っております。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) 一人一人の事情が違い、個人個人の事情が違うので、いろいろなことがあるから、それに丁寧に解決をしていって、就学についても支援しながらやってらっしゃるというお答えだったと思います。 私は、その点、すごく安心はしてるんですが、もし解決ができなくなった時は、やはりほかの対策も取り入れていかなきゃいけないというところがありますので、どこまできたら不登校の件数に入れるのか、どういうふうな状況だったら不登校と認知するのか、先ほどのお答えの中にそれがなかったので、それを教えていただけますか。 ○議長(中次俊郎)  教育長。 ◎教育長(桑原眞) 不登校としてカウントするということですか、一応、病気、不登校、その他というふうに分けます。学校に任せてありますので、その辺のところが、病気で休むということ、それから不登校だというふうに決めることと、その他と、一応、分け方があるんで、それを30日以上の長期欠席者の数ということになりますので、ただ30日以上過ぎたら、その中の数に入ってきますので、その辺については学校によって、カウントの仕方が違ったりもしますので、確認をして、不登校に上げるか、その他にするのか、病気がちで休まれてるのかということについては、正確なものについて、教育委員会も一緒にちょっとカウントについて考えて行くことも必要と思います。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) 件数では少ないのですが、先ほど言ったように病気というふうな判断で、長期学校に来ない子たち、またはその他で来ないという状況等々を区別して取り扱うのではなくて、大きな視点から、同じ状況の中で、学校に来られないのだ、学校に来ないのはなぜか、それをどういうふうに支援していくかというのをまとめて、考えていきたいというふうに言ってくださいましたので、とっても安心しましたが、これはとても大事なことだと思います。その点を重ねてお願いいたします。よろしくお願いいたします。 それでは、伊方原発再稼働について、再質問をさせていただきます。 今、安倍首相が再稼働に踏みきったのは、電力が足りないからでしょうか。国策としての状況で、国は、国策で、再稼働するというふうなお答えなのですが、なぜ再稼働しなければいけないのかとかいうことに対して、市長さんは、お考えをお持ちではないですか。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) これは、現時点で、電力が足りないというよりも、将来的にベストミックスとかいろんな言い方をされますけれども、そういった電源構成の中で、原子力が一定量必要であるという位置づけの中で、再稼働の判断をされているというふうに認識をいたしております。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) 多くの国民の方々は、電力に対して、福島第一原発の事故によって、いろいろと考え方を変えて行かれました。それで、電力は足りる状況をつくっていき、自然エネルギーへの転換を今、一生懸命模索されているっていう状況になっているのに、なぜ今、こんなに急いで再稼働をするのかという疑問を多くの方が持っていらっしゃいます。 特に、伊方原発再稼働については、プルサーマルの電力について、とても危険性があるということを私は認識しているのですが、市長さんは、その点は、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) プルサーマル方式について、それぞれ危険性というか、いろいろなそういう過酷事故を起こす可能性があるということは、承知をしておりますが、特段に、その部分で、プルサーマルは危険であるというような認識を持っているかというふうなご質問だとすると、それぞれにそういうものをはらんでいる中で、どう稼働していくかという視点で、再稼働も含めて、国のほうは、判断されているというふうに認識をいたしております。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) 私も専門家ではないので、どういうふうな状況に陥るのかっていうのは、私も少し勉強させてもらったんですが、特に、伊方原発の施設の構成的なものも問題にされているっていうことが、指摘されているのです。 3号機では、プルトニウムを燃料とするプルサーマル発電が行われていますが、MOX燃料自体の強毒性や制御棒が効きにくいなどの安全上不利な特性があり、さらに、高燃焼度燃料である「ステップ2燃料」が使用されています。この2つが併用されていることで、双方の危険が重複するという、他の原発と比べても、危険性は、非常に高いとされていることなのです。 ですから、プルサーマルの燃料の構造的なもの、またそれをどういうふうに燃やしていこうとしているのかっていうところも、しっかりと見なければいけないのですが、また、そういうふうな内容が、なかなか皆さんに知らされてないっていうこともありますし、また、規制委員会は、本来であれば、そのこともしっかりと審議の中に入れなければいけないと指摘をされているのに、それはまとめをしなかったという状況があります。 今、国民の方たちは、どのように考えていらっしゃるのかということを知っていただきたくて、伊方原発の承認をした愛媛県知事に対して、「伊方原発を再稼働をしないように求める請願書」を山口、広島、四国と九州のほうから出されています。市長さんにも、ぜひ目を通してくださいっていうことで、お渡ししています。50通の請願が寄せられました。愛媛県が13通、大分県が4通、山口県は19通、広島県8通、高知県2通、香川県2通、徳島県2通。 また、高知県でも、これは意見書ですが、出された意見書の77%が、可決をしてもらっています。多くの国民の皆さんは、こういうふうに行動を起こし、また意見書、請願を上げて、訴えていらっしゃいます。それは、やはり福島第一原発の事故が行ったからだと思います。 ここで、少し本の中から抜粋させていただきます。「福島県民は今、怒りと悲しみの中から、静かに立ち上がっています。子どもたちを守ろうと、母親が父親が、おばあちゃんがおじいちゃんが、自分たちの未来を奪われまいと若い世代が、大量の被爆にさらされながら事故処理に携わる原発従事者を助けようと、労働者たちが、土を汚された絶望の中から農民たちが、放射能による新たな差別と分断を生むまいと、障がいを持った人々が、一人ひとりの市民が、国と東電の責任を問い続けています。」 2011年10月27日から3日間、「原発いらない福島の女性100人の座り込み」が行われました。全国から、2,000人を超す女性たちも駆けつけました。全国の女たちの座り込みに、受け継がれていきました。編み物や縫物、熱心に語り合うこと、おやつやご飯を食べること。合間にはマイクを握りアピールをし、歌いました。そして、経産省への申し入れや議員まわりを行い、首相官邸まで押しかけています。 このように、勇気ある女性たち、遠くから、近くから、自分の時間とエネルギーとお金を割いて集まってくる一人ひとりの人たちがいます。女性たちの限りなく深い愛、聡明な思考、非暴力の力強さが、新しい世界をつくっていくのだと、ともに座り、頑張っていらっしゃいます。 今、女の人も、子どもたちも、原発事故は、絶対に起こしてはならない。原発はやめさせるべきであるというふうに、声を上げています。やはり、原発は受け入れられない、これが国民の大多数の意見です。 それに対して、やはり私たちは、真摯に取り組まなければいけないと思います。市長は、先ほど君国さんの一般質問のときに、移住の方の相談がふえていると。海がある、きれいなところで、ゆったりと子どもたちを育てていきたいといって、集まってくださっています、と言われました。その方々も受け入れ、また、今の私たちの生活も大事にしなければいけない。そういう状況をつくっていくことが、本当の政治であって、大事なことなのですが、そこに伊方原発再稼働というのが行われて、平郡島の方々も、31kmの距離なのに一緒に防災訓練の中にも入れてもらえない。そういう状況が生まれているっていうことは、私だったら、とても腹立たしく、怒りを感じます。 そういうふうに考えて、行動する。今、柳井市民の皆さんも、そういう声を上げていっていらっしゃいます。なので、ぜひとも、いろいろな取り組みをやっていただきたいと思います。 そこで、最後の質問をいたします。柳井市は今、視察とか、防災訓練等々に職員の方も行っていらっしゃいます。資料も見ました。そこで、県の動き、国の動きがなければできないのが、行政なのかもしれませんけども、今の状況、再稼働されて防災訓練を受けてないままのときに、急に屋内退避をしなければいけないとか、そういう状況になったときに、何にも知らされていない、何もわからない、どうやったらいいのかもわからない状況に追い込まれていいのでしょうか。 そういうことがないように、やはりある程度の情報伝達が大事です。防災訓練と一緒です。防災訓練をやるように、原発の放射能に対する対処の仕方等々を柳井市独自でも、やっていくべきではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(中次俊郎)  市長。 ◎市長(井原健太郎) 先ほどからの関係市町による、住民も含めた訓練等々に、なぜ、柳井市から職員が、視察をし、またそこでの知見を生かしていこうとしているかといいますと、やはり何といっても柳井市民を守るためということでありますから、これから再稼働も含めて、様々な手続が進んでいくという過程におきましては、本市としても、当然、平郡島はもとより、こういった情報をしっかりと提供をし、場合によっては、平郡島においても、様々な訓練も含めて、住民の方々に、しっかりとした準備というか、そういったものが整うという状況は、市の責任において、つくらなければならないというふうに考えております。 ○議長(中次俊郎)  光野議員。 ◆議員(光野惠美子) ありがとうございました。 やっと一つ前に、一歩踏み出せたような状態ができたと思います。 防災は、まずは首長さんが先に動いて、やっていくことが大事だという認識を、いろいろなところで見聞されて、お持ちになっている市長さんだからこそ、言っていただいたのかなという思いがいたします。 そして、本当に早目の対処で、いろいろなことをやっていただきたい。そのためには、研修に行ったり、視察に行ったりしている職員の中の認識も、それから研修も高めてやっていただきたいと、それは強く要望としてお願いいたします。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(中次俊郎)  以上で、光野議員の一般質問を終わり、今期定例会での一般質問を終了いたします。────────────・────・──────────── ○議長(中次俊郎)  以上をもちまして、本日の会議を終了し、明日から20日までを休会といたします。最終日は、21日の午前10時から会議を開きますので、その間に、それぞれの委員会に付託いたしました議案等の審査が終了いたしますよう、ご協力をお願いいたします。 本日は、これをもって散会いたします。午後3時10分散会──────────────────────────────      会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。         平成27年12月 8日                     議  長 中次 俊郎                     副 議 長 鬼武 利之                     署名議員 賀原 基和                     署名議員 藤沢 宏司...